ども、ゆとらです。
毎月の携帯料金高くない?格安スマホ使ってる?
毎月の携帯利用料金がバカらしくなって、契約解除料がかからなくなった初月にauからワイモバイルに乗り換えたのだが、ハッキリ言って「もっと早く乗り換えれば良かった」。
iphone7本体はまだまだ使えると判断して、スマホそのままで「格安SIM」のみ購入し、MNP(携帯電話番号ポータビリティ=番号そのまま)によるau→ワイモバイルへの乗り換えだったのだが、乗り換えは面倒と思っていたところ意外に簡単だった。
月額料金は約6~7,000円から1,480円になった。もちろん音声通話ありで、だ。
しかも後述するが、僕の場合しばらくはタダである。
ワイモバイルとか楽天モバイルとか、いわゆる格安スマホって最初は「速度が遅い」「サービスが悪い」「使い勝手が劣る」など安かろう悪かろうのイメージがあったのだが、調べれば調べるほどそれは単なる思い込みであることもわかった。
むしろワイモバイルは今使っているauより料金はもちろん、普通に色んな点で良かったのである。事実、サービス内容までauより良いと感じる部分があったのが一番ビックリした点だが。
格安スマホにも色々あるわけで、乗り換えるにあたっては、もちろん楽天モバイルやUQモバイルなどすべての格安スマホ(格安SIM)を検討してみた。
入念な検討結果、iphoneをそのまま使いたい僕にとって、スマホの機種そのままの乗り換えなら、現時点(2019年5月)ではワイモバイルが最良、最強だと判明したのだ。
そして、本ブログテーマでもある「ゆとり」を持てる乗り換えにも見事に合致した。
ワイモバイルの何が良かったのか?デメリットは無いのか?
格安スマホ・格安SIMへの乗換を検討している方は、僕の検討結果を参考にしていただければと思う。
iphoneもしくは今のスマホ機種はそのままで乗り換えたいという人や、格安スマホ初心者にも参考になるハズだ。
Contents
格安スマホ事業者内でも「格差」がある
まず、格安スマホへの乗り換えを検討している方へ。
「格安スマホ」っていっても根本的に違いがあるよ、ということを伝えたい。
何が違うかというと「MNO」と「MVNO」という根本的な違いがあるのだ。
MNO・・・移動体通信事業者=自前の通信回線を持っている
MVNO・・・仮想移動体通信事業者=MNOから回線を借りて提供
つまりMNOはNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクといった自前の基地局を持つ大手キャリア。
MVNOは、その大手キャリアからお金を払って通信帯域を借りて利用者に提供している業者だ。
基地局など設備投資や維持に資金がものすごくかかるため、大手企業しか自前で回線を持つことは難しいので、ほとんどの格安スマホ・格安SIM事業者がMVNOに当たる。
この違いが実は一番大きくて、MVNOの格安スマホ事業者を選んでしまうと『通信速度が遅い』という致命的なデメリットを、ほぼずっと抱えることになるのだ。
あれ?でもMNOって大手キャリアだよね?と思われたかもしれないが、いわゆる格安スマホ事業者の中で、ワイモバイルとUQモバイルだけはMNOなのである。(後述するが楽天モバイルもMNOに変更を予定している)
ソフトバンクのサブブランド=ワイモバイル
auのサブブランド=UQモバイル
という位置づけとなっていて、上記2社だけは格安スマホのなかで「格上」と言っていい。
通信回線は、ワイモバイルはソフトバンク回線、UQモバイルはau回線をそのまま使用している関係で、通信速度は大手キャリアと比べて遜色ない。つまり高速かつ安定している。
また全国にショップがあり、各種サービスや保守が受けられるのもMVNOとの大きな違いだ。(マイネオなど一部MVNO業者も店舗あり。)
ワイモバイルとUQモバイルの通信速度は大手並。もはや格安スマホではない!
通信速度が大手と変わらないワイモバイル・UQモバイル
MNOとMVNOの違いはおわかりいただけただろうか?
通信速度なんて自分は気にしないよ!という方はワイモバイル、UQモバイル以外の格安スマホ(格安SIM)を選んでも問題ない。
だが、大手キャリアからの乗り換えで最も多い不満点が「通信速度が遅くて使い物にならない!」だということはよく考えておこう。
再度乗り換えとなると、結局「契約解除料」がかかり、さらに手間がかかってしまう。
では、ワイモバイルとUQモバイルはどちらが通信速度が速いのか?
様々な比較検証を行ったサイトがたくさんあるが、正直「気にしなくていい」。
ソフトバンクとauどちらが速いのか?ってあまり気にしないのでは?(気にする人もたまにいるが。。。そんな人はそもそも格安スマホなんて選ばず大手キャリアを選べばよい。)
どっちも十分な速度があるからサービスや料金などで決めればいい。
料金・サービスについては後述する。
格安スマホ契約者No.1の楽天モバイルの欠点
そんなわけで、大手キャリアからの乗り換えだと通信速度が変わらないワイモバイル・UQモバイルが一歩抜きんでている。
だが、通信速度より月々の料金を重視する人もいるだろう。
そんな人はきっと「楽天モバイル」も検討されるに違いない。
現在のiphone(もしくは対応しているスマホ)はそのままで乗り換える場合、楽天モバイルとワイモバイルの主な違いは以下のとおりとなる。
Y!mobile | 楽天モバイル | |
プランS月額料金(2年間) | 1,480円(ワンキュッパ割+SIM単体契約特別割) | 1,480円(楽天会員割+長期割3年契約の場合) |
3年目以降の月額料金 | 2,980円 | 2,980円 |
その他割引 | 家族割(2回線目~)-500円 | ダイヤモンド会員割 -500円(対象月のみ・最大1年) |
高速データ通信容量 | 3GB(3年目~2GB) | 2GB |
容量使用後通信速度 | 最大128kbps | 最大1Mbps |
データ繰越 | なし | あり(翌月のみ) |
定額通話サービス | 10分間(国内通話) | 10分間(国内通話) |
Wi-Fiスポット | ソフトバンクWi-Fiスポット(無料) | 楽天モバイルWiFi(362円/月) |
ちなみに僕は楽天会員だし、結構な楽天ユーザーである。
ダイヤモンド会員はもう何年も継続しているし、インビテーションが無ければ作れない「楽天ブラックカード」まで所有しているほどだ。
楽天ポイントがたまったり使えたりする楽天モバイルは魅力的だが、それでもワイモバイルを選んだ。
楽天モバイルだと楽天ダイヤモンド会員なら、最も値段が安いプランSなら初年度は月額「980円(ダイヤモンド会員以外は1,480円)」、2年目は「1,480円」だ。ただし、この金額にしようと思うと、長期割適用のため3年契約(最低利用期間3年)にする必要がある。
一方ワイモバイルは、格安SIM(通話付)のみの契約で、最も値段が安いプランSで2年間は「1,480円」である。(最低利用期間は2年)
楽天ダイヤモンド会員以外、楽天モバイル・ワイモバイルとも月額料金にほぼ差はないと言っても過言ではない。
楽天ダイヤモンド会員の僕にとって1年目に月500円(総額6,000円)の差があるが、高速通信データ容量はワイモバイルが3GB(2年間1GB増量サービス)、楽天モバイルが2GB。
僕は日常、普通にネット閲覧やSNSをしていて、3GB以上使うことはほぼないが、2GBを超えることはたまにある。
自宅にWi-Fi環境がある人にとっては、似たような感じではないだろうか。一度月に何GB使用しているか調べてみるといい。
おそらくはどちらを選んでも「プランS」ということになるので、高速通信データ容量についてはワイモバイルに軍配があがる。
ちなみにデータ容量としては、そもそもプランSで十分というぐらいの使用量の人が、月額を下げたくて格安スマホを検討することが多いように思うがいかがだろうか?
楽天モバイルは2GBの容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できるが、あくまで「最大」であり、1Mbpsで通信することを保証しているわけではない。
その点、ワイモバイルは2年間は3GB使えるので、そもそも高速データ通信容量を使い切る可能性自体が低い。(使い切ってもお金を払えば増量は可能だし。)
楽天モバイルはデータ容量を使い切らなければ翌月に繰り越し可能だが、あくまで翌月のみでずっと繰り越されるわけではない。そして楽天モバイルは上記の通信速度の問題がある。
実際、調べてみると楽天モバイルに乗り換えた人で「速度が遅い」と感じる人が結構な数いるようだ。皆がよく使う時間帯(12時~13時、18時~19時)で通信が込み合うようだ。
楽天モバイルは通信速度に不満がある人が結構いる
場所にもよると思うが、その時間帯に調べ物をしたり、動画を見たくても遅くてイライラする可能性がある。
いくら月々の料金が安くなると言っても、たかが月500円(しかも1年のみ)の差でそういったストレスがかかるのがイヤだったので、僕はワイモバイルにした。
ワイモバイル・UQモバイルなら大手キャリアからの乗り換えでも、使用感は今までと全く変わらない。
ワイモバイルの通信速度は大手キャリアとほぼ同じ
auからの乗り換えなので、auのサブブランドであるUQモバイルを選ぶという手もあったはずだが、UQモバイルではなくワイモバイルにしたことには明確な理由がある。その理由はサービスの部分なので次の章で説明する。
通信速度が気にならなく、更にダイヤモンド会員など楽天ヘビーユーザーなら楽天モバイルでも問題ないだろうが、現時点で「楽天ポイントが使い切れない」「楽天ポイントを少しでも多く貯めたい」という人を除いて、楽天モバイルを選択するメリットは少ないと言わざるを得ない。
感度の高い楽天モバイル検討者からは、「楽天モバイルも2019年10月から『MNO』になるんだら通信速度は速くなるんじゃないの?」との指摘がありそうなので、その点についても書いておきたい。
楽天モバイルは、2019年にNTTドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第四の通信事業者となる予定である。ということは、MNOの利点である自社回線による通信速度の恩恵が受けられるのではないか?と。
楽天モバイルユーザーには朗報なのだが、いかんせん対応機種がかなり限られている。
残念ながら今のところiphoneは全ての機種で対応していない(おそらく割り当て帯域幅によるものだと思われる)ため、対応機種をお持ちの方のみが得られる恩恵となりそうだ。
楽天モバイルの欠点
1.MVNOのため、通信速度が時間帯によってストレス(遅い)
2.高速データ通信容量がやや少ない
3.3年使用縛りがある(2年だと料金は少し高くなる。)
4.MNOになっても自社回線が使えるのは対応機種のみ
UQモバイルではなくワイモバイルにした理由
さて、auユーザーであった僕がなぜUQモバイルではなくワイモバイルに乗り換えたのか?
理由は以下のとおり。
1.利用料金が安いから
2.割引キャンペーンがあったから
3.通話し放題の時間が2倍だから
4.ヤフープレミアムの会員費が無料だから
それ以外にも細かい点はあるのだが、主に上記3点だ。それぞれ説明していこう。
1.利用料金が安いから
スマホ機種はそのままで乗り換えると、単純にワイモバイルの方が利用料金が安い。
その他の格安スマホと比べてもほぼ遜色はないレベルと言える。
Y!mobile | UQmobile | |
1年目 | 1,480円 | 1,980円 |
2年目 | 1,480円 | 1,980円 |
3年目以降 | 2,980円 | 2,980円 |
なお「家族割」や「データ容量」についてはUQモバイルと同じだ。
2.割引キャンペーンがあったから
月額料金ワイモバイルは人知らずそーっと割引キャンペーンをしていることがある。
キャンペーンと銘打った携帯端末実質0円契約や、利用料金の複雑さで総務省からお咎めがあったからだろうか?知っている人だけの割引キャンペーンとなっているのだ。
以下のバナーをクリックしてワイモバイルのホームページへ行き乗り換え手続きするだけで、手数料や利用料金から10,000円割引になる。(2019年5月時点。キャンペーンは予告なく終了することがある。ソフトバンクからの乗り換えのみ非対応)
10,000円使いきるまで料金を割引してくれるので、事務手数料を入れても実質3~4か月ぐらいはワイモバイルの料金が無料(タダ)になる。使わなきゃ損だぞ。
なおこのキャンペーンは、ワイモバイルが公式に実施しているキャンペーンなので安心してほしい。(よくあるオプションてんこ盛りの代理店経由とはならないので安心だ。)
キャンペーン適用なら、実は料金だけで比べてもワイモバイルが最安値になる。ただし、本記事で紹介しているようなiphoneやスマホは今のままで、SIMカード単体契約の場合にのみ適用されるので注意だ。
3.通話し放題の時間がワイモバイル10分、UQモバイル5分だから
通話し放題(かけ放題)の時間がUQモバイルは5分。
一方、ワイモバイルは10分である。
単純に10分は5分の2倍なので、よく電話をする人にとってはこれが決め手になる。
僕は仕事でもスマホを使うので、通話が5分を超えることがまぁまぁある。
通話料が5分を超えると発生するか?10分を超えると発生するか?の違い。
なので意外とこれは重要なファクターであった。
4.ヤフープレミアムの会員費が無料だから
ワイモバイルで契約すると、もれなくヤフープレミアム会員費が無料という特典が付いてくる。
ヤフープレミアム会員になると、ヤフーショッピングでの買い物がいつでもポイント5倍以上、各種割引クーポンサービス、ヤフーゲームでアイテムが貰える、ヤフーオークションの落札システム利用料が安い、雑誌110誌、漫画13,000冊以上読み放題などの特典がある。
もともと僕はヤフオクとヤフーゲームのユーザーだったためヤフープレミアム会員になっていたのだが、あまり使わなくなったし月額462円の会員費がかかることもあって、やめようかどうか考えていた。
だが、ワイモバイルに乗り換えることでヤフープレミアム会員費が無料になったことにより、元々支払っていたヤフープレミアム会員費462円を払わなくてよくなった。
ヤフーショッピングは無料出店ができるようになってから参加店舗が格段に増えている。
そのため近年、楽天にも無いような物がヤフーショッピングで販売されていたり、ヤフーがテコ入れした結果、Tポイントは楽天ポイント並(もしくはそれ以上)に貯まりやすくなっている。
ヤフーショッピングを利用する人にとっては、それだけでヤフープレミアム会員である価値はあるだろう。
更に最近ではPayPay(ヤフーショッピングにも導入予定)支払いでソフトバンク、ワイモバイルユーザー、ヤフープレミアム会員の全額ポイント還元確率が格段に高いというキャンペーンが話題になったばかり。僕も一回全額還元が当たって嬉しい思いをした。
今後もこういった仕掛けに期待できるのではないかと思う。
5.その他
その他は決定的なポイントではなかったが、細かな違いがある。
ワイモバイルがUQモバイルと異なる点は
キャリアメールが無料(メールアドレスが割り当てられる)
留守電サービスが無料
実家の両親とは今でもキャリアメールで連絡を取ったりすることがあるので地味に嬉しいかもしれない。UQモバイルでは有料オプションで月額200円かかる。だが、LINE利用者が多い現在では選ぶ際、大きなポイントとはならないだろう。
ちなみにそのLINEについては、ワイモバイルだと年齢認証が使えるためLINEのすべての機能が使える。新たに端末と格安SIMを契約する人にとっては、これが決め手となる人もいるかもしれない。(スマホ機種はそのままの本記事の例のような場合、ほぼ関係ないことであるが。。。)
留守電サービスが無料で設定できるのも嬉しい。auやUQモバイルでは380円/月など有料オプションの一つなのだ。個人的にはあまり留守電を利用しないので決定打にはならなかったが、必須の機能だという人もいることだろう。
ワイモバイルの2つの欠点とは?
検証の結果、ワイモバイルの欠点は以下のとおりだ。
1.余ったデータを翌月に繰り越しできない
2.高速データ通信容量使用後の通信速度が遅い
つまり、プランSを選択したにも関わらずデータを容量以上使う方はワイモバイルには向かない。
高速通信の3GB(または2GB)を使い切った後の通信速度は、ワイモバイルが最大128kbps、UQモバイルが最大300kbps、楽天モバイルが最大1Mbpsとなる。
UQモバイルには高速・低速切替機能まで付いていて、通信速度が遅くても良いときには低速に切り替えることで高速通信のデータ容量を使わずに済む。
とはいえ、そもそも普段からプランSのデータ容量以上に使うのなら、最初から使用容量を考慮して「プランM」か「プランL」にすればいいだけの話だ。(多少の損はあるが、あとからの変更も可能だ。)
データ容量を気にしてわざわざ切り替えたり、その後の通信速度まで気にして使うのは、それ自体ストレスになるからだ。(本ブログのテーマ「ゆとり」にもそぐわない。)
料金はもちろん大事だが、大手キャリアからストレスなく乗り換えができるかの方がもっと重要なのだ。
なので、上記が原因でUQモバイル・楽天モバイルにするほどのデメリットにはなり得ないと僕は結論づけたのだが、あなたはいかがだろうか?
ワイモバイルへの乗り換えまとめ
では、まとめだ。
大手キャリアから使用感そのままで乗り換えるにはワイモバイルが最適ということ。
自分が使うデータ通信量を把握し適切なプランにすることで、乗り換えても月額料金が安くなるだけでノンストレスである。
乗り換える際は、ひっそりと開催されている割引キャンペーンを忘れずに適用しよう。
どうせ乗り換えるなら、ノンストレスで月々のキャッシュフローを格段に改善させよう!
もし今後、大手キャリアが料金プランの大幅値下げを断行したとしても、サブブランドであるワイモバイルやUQモバイルに料金まで優るとは考えにくい。
もし万一そうなれば、またMNPでその時に乗り換えればいいだけの話なのだ。