ども、コスパにこだわるFP兼投資家兼カウンセラーゆとらです。
コスパに優れる携帯会社として「楽天モバイル」を検討する人は非常に多いと思う。
ただ「楽天モバイル」には利点・欠点両方あって、使いこなしにコツがある。
↓↓ 2023年6月以降、完全にメイン回線としてオススメできるようになった!!
このコツを知っていれば「楽天モバイル」で契約して良かった、と思うかもしれないけど、逆に知らずに契約すると「楽天モバイル」にしなければ良かった…と後悔してしまいかねない。
なので今回は、今「楽天モバイル」で契約してもお得に使えるのか?『楽天モバイルが合う人・合わない人』をコスパにこだわるFPとしてお伝えしたい。
この記事を最後までご覧いただくと「楽天モバイル」で契約してもいいか、相性がわかるはず。
「楽天モバイル」に今加入する場合のポイント
今「楽天モバイル」に加入する場合のポイントは以下になる。
- 通話品質
- 通信品質
この2つだ。
楽天モバイルで最もポイントになる「通話品質」
「楽天モバイル」の利点は、基本料金が安いことに加えて、「Rakuten Link」というアプリを使用することで通話料が無料という点。
加えてデータ3GBまでなら月額1,078円というのは、今でも業界最安値クラス。
間違えて使いすぎても月額3,278円というのは、プランとしてもわかりやすく安心感も高いよね。
ただ・・・このRakuten Linkでの通話品質が「楽天モバイル」の最もウィークポイントでもあって。。。
詳しくは別記事に詳しく書いているけど、「Rakuten Link」は『RCS』という通信技術を使っていることが関係し「つながらない」「発信・着信できない」ことが結構あるからだ。
ここで「楽天モバイル」が合う人、合わない人がハッキリわかる。
まず合う人は以下のような人。
- 通話時間が長い人
- 通話回数が少ない人
- データ通信メインで利用する人
- 海外利用が多い人
- 楽天ヘビーユーザー
- サブ回線として利用したい人
- とにかく最安値にこだわりたい人
以下、解説していく。
長電話の人は「楽天モバイル」が圧倒的お得
自分の母親なんかを見てもそうだけど、一回の通話時間が5分とか10分ではすまない。
長々と電話していて、長いときは1時間・2時間と通話している。
こういう長電話が多い人は「楽天モバイル」の【通話料無料】(Rakuten Link)が圧倒的に有利だ。
通話料定額オプションが設定されている他社でも、定額なのはせいぜい10分ぐらいまで。無制限の設定があっても値段が高い。
この点、「楽天モバイル」はRakuten Linkを使っての通話料無料は時間制限がないのが魅力。
ただし、先述の通り「楽天モバイル」は「つながらない」こともあるし、「通話が途中で切れる」こともあるので、何度かかけ直すぐらいは最初から想定しておく必要がある。
その面倒さと通話料を天秤にかけて、それでも無料がいい、と確実に判断できるのは「長電話」の人だろう。
逆に、一回の電話時間が短く、通話回数がそれなりに多い人は「楽天モバイル」だとイライラする可能性が高い。
「楽天モバイル」には別途【15分通話かけ放題】(月額1,100円)オプションがある。
Rakuten Linkアプリではなく、通常の通話アプリから品質の高い通話が可能になっているけど、15分という時間制限と月額を考えると「楽天モバイル」の魅力が薄れてしまう。。。
通話回数が少ない(データ通信メイン利用の)場合、「楽天モバイル」は有利かも
【そもそも通話回数が少ない】という場合も「楽天モバイル」は有利になる。
というのも、データ通信(インターネット)がメインの使い方になると「楽天モバイル」は俄然強いのだ。
「楽天モバイル」は、Rakuten Linkの微妙な通話品質に比べて、最近の通信品質は格段に安定している。
以前のように他社回線を借りるのではなく、幅広い地域の自社回線を前倒しで実現したことが功を奏している。
そうなると、データ通信が少ない月は月額1,078円、多くても最大3,278円という安心感は大きい。
しかもMNO(自社回線を持つ業者)ということもあり、通信速度も速いのがいいよね。
たまにする通話は長時間通話ならRakuten Linkを使えばいいし、短時間通話なら通常の電話アプリを使えば「22円/30秒」の料金がかかるけど安定した品質で通話ができる。
海外利用が多い場合は「楽天モバイル」がかなりお得!
ちなみに「Rakuten Link」利用なら海外から日本への通話も無料なのが嬉しい。
また、海外の66ヵ国でも2GBまで高速通信が(2GB超えたら128kbpsの通信速度になる)使えるのも地味にうれしい。
海外でモバイルWi-Fiレンタル不要というのはかなり大きい!
「楽天モバイル」は楽天ヘビーユーザーならポイント1%アップ+ポイント利用可能
「楽天モバイル」ユーザーは、楽天市場でのお買い物でもらえる楽天ポイントが+1%になる。
もともとザクザク貯まる楽天ポイントがさらに貯まりやすくなることに加え、貯まった楽天ポイントを「楽天モバイル」の利用料にも使える。
うまく使えば「楽天ポイント」のみで「楽天モバイル」の利用料を払うこともできるだろう。
もちろん「楽天モバイル」利用料金にも楽天ポイントは付与されるよ。
- 口座振替で楽天モバイル利用料を支払う場合、楽天ポイントは使えない点に注意。
サブ回線として「楽天モバイル」は最適
通信障害に備えて、あるいは、万一の際のサブキャリアとして2回線持っておきたい、という用途しても「楽天モバイル」は最適だ。
なんせ1,078円/月で通信障害への備えができるし、3GB(もしくはそれ以上)分データ通信にゆとりができることになる。
場合によっては、通話かけ放題オプションの代わりになる。
楽天ヘビーユーザーでもある僕は、まさにこの使い方をしている。
とにかく最安値にこだわりたい人も「楽天モバイル」が吉
「とにかく通話付スマホを月額最安値で利用したい!」という人にも、「楽天モバイル」はおすすめだ。
実際のところ、最安値ならNUROmobile(NUROモバイル)でデータ通信3GBまでで792円/月。
mineo(マイネオ)の「マイそくライト」で660円/月。
など、最安値プランがあるけど、いずれも格安SIMで通信スピードが劣ったり、実用的でない、通話に別料金がかかる等、総合的な面では「楽天モバイル」に軍配が上がる。
唯一、使い方次第でmineo(マイネオ)は、コスパにこだわるFPとしてオススメできる部分もあるけど。。。
「楽天モバイル」が合わない人
逆に「楽天モバイル」が合わない人は、上記の合う人と真逆の使い方をする人ということになる。
つまり
- 通話回数が多く、1回の通話時間が短い人
- PayPay圏のヘビーユーザー
通話回数が多く、1回の通話時間が短いなら他のキャリアがおすすめ
通話回数が多いわりに、1回の通話時間が短いなら、月額料金に大きな魅力を感じる場合以外、わざわざ「楽天モバイル」にする必要はないと思う。
何度も申し上げているように「Rakuten Link」アプリでの通話でイライラさせられる可能性が高いからだ。
なので、通話回数が多く、通話時間は短いという方は、LINEMOやワイモバイル、povoなど大手キャリアのサブブランドが通信・通話とも安定していてオススメとなる。
PayPay圏のヘビーユーザー
ヤフーショッピングの勢いがすごい。
ポイント還元率が高いことや、出店数が増えたことで「ヤフーショッピング」を使う人が増えている。
その他にも「ヤフオク」や「PayPayフリマ」に日頃お世話になっている人も多い。
こんな、ほぼ楽天市場を利用せずネット通販はもっぱらヤフー系で、ガッツリポイント還元を受けているヘビーユーザーなら、「楽天モバイル」より「ワイモバイル」の方がポイント還元率がアップし、使い勝手がいい場合もあるだろう。
ただし、割合としてかなり少ないと思われる。
- ワイモバイルユーザーは2022年10月12日から、新生「Yahoo!ショッピング」で毎日最大7%ポイント還元(PayPayカード必須)となる。
まとめ~楽天モバイル合う人・合わない人
この記事では「楽天モバイル」に合う人・合わない人をお伝えしてきた。
月額料金が無料でなくなった今でも、多くの人にとって「楽天モバイル」は魅力的なのがわかったと思う。
MNOで第四の大手になった今でも「業界最安値」クラスの月額料金と、楽天ポイント含めた使い勝手など。
Rakuten Linkの通話品質に目をつむれば、かなり使えるキャリアである。
なんせRakuten Linkに不具合あれば、通常の電話アプリを使えばいいだけなのだ。
また僕みたいにサブ回線として、通話オプション代わりとして使うにもアリだと思う。
円安も進み、物価が上がり続けている昨今、出費をできるだけ抑えて、本当に使いたいことにお金や時間を使えるようにしておくことは現代人に必須のスキルになった。
そんなご時世において「楽天モバイル」は一考の余地があるに違いない。
皆様の毎日に少しでもゆとりができますように。