ども、ゆとらです。
引越しして、やっと落ち着いてきたら急に(いや…実は前から)テレビが欲しくなった。
僕は結構AV(オーディオ&ビジュアル)が好きな方なのだ。
今だったら「4Kテレビ」ってことになるのだが、選択肢は皆さんご存知の2つ。液晶テレビか有機ELテレビだ。
僕の判断基準は明確だ。悩んだのは正直2点だけ。
テレビってそうそう買い替えるものではないので、できるだけ後悔はしたくないよね?
後悔しないように選んでほしい。毎日の生活に潤いが出る方をね。
とすると答えは。。。
それは記事を見て判断してみてほしい。
Contents
これからテレビを選ぶ判断基準
熟考に熟考を重ね・・・というのはウソで、僕は即効で有機ELテレビを買ったのだが、やはり選択に間違いは無かった。。。なんせ高画質すぎて目が良くなったと錯覚するレベルだ。
ってことで、テレビ(もちろんメインのテレビという意味だ。)の選択基準は「画質」と「値段」だ。
これから新しくテレビを買おうと思っている、あるいは買い替えを検討されてる方には、僕はぜひ有機ELテレビをおすすめしたい。
液晶テレビもかなり価格が安くなってきているのだが、これからの時代を考えると、よーく考えて購入したほうがよいと思う。
有機ELテレビに高い値段をわざわざ出す必要があるのかって?
その辺りも検証していこう。
有機ELテレビの何がいいの?液晶との違いは?
有機ELテレビだと何がいいのか?
そもそも有機ELって何?ってのはこの際置いておこう。
テレビとして何が良いのかが大事なので、そのあたり以下にまとめてみた。
漆黒・純粋な黒(リアルブラック)が表現できる。
液晶テレビを横に並べて比べてみると、誰でも実感できる一番の違いは「黒」色だ。
黒が「漆黒」なのだ。
液晶テレビで見ていた「黒」は純粋な「黒」ではなかったとハッキリわかるだろう。
宇宙の映像、夜景、もちろん日常の風景までも、黒がキチンと表現できるだけでグググッとリアリティが増す。
評論家などが言う「黒が締まっている」という表現はコレのことだ。
で、ちゃんと黒が表現できるので「コントラスト(最も明るい色と暗い色の対比)」が高いから、映像にリアリティが出る、という感じの表現になるだろうか。
液晶テレビで使われる「液晶パネル」は自発光ではないので、バックライトで照らしてやらなければ色表現がままならない。
液晶の場合、「黒」を表現するにはバックライトを消すことになるのだが、どうしても近接のバックライト光が画素から漏れてしまい、「完全な黒」にはならず、厳密に言うと「黒ではなくグレー」という状態で画面上表現されてしまうのだ。
実際に、夜にでも部屋の電気を全部消して、液晶テレビで映画のエンディング(バックがほとんど黒)でも流してみてほしい。完全な黒じゃないってのがよーくわかるから。
これが有機ELテレビだとパネル自体が発光するので、消灯することで本当の真っ黒になるというわけ。(ほんとに夜の闇と同じ暗さになるので、光だけが浮かび上がって見える)
これは絶対に体感できるレベル。
「今まで見てきた黒って黒じゃなかったの?」ってなること間違いない。
そう、残念ながら純粋な黒ではなかったのだ。
夜景や夜空は感動レベルの画質
特に星空や花火の映像で比べてみると黒の重要性はハッキリするだろう。有機ELテレビで星の輝きとか夜景を見てほしい。あまりのリアリティにウットリして思わず目がクギ付けになってしまうことがある。
このウットリは残念ながら、いくら高画質になってきたとはいえ、根本的なパネルの違いにより、現時点では液晶テレビでは絶対に味わえないレベルなのだ。
このブログのテーマは「ゆとり」である。
日々ゆとりを持とうと思ったら「感動」が超重要な要素。
毎日…とまでは言わないが、日々感動して生きているか?
できてないってんなら、今までの画質の延長線上にある液晶テレビではなく、ガラっと根本から変えることで、感動が体感できる有機ELテレビが絶対的に僕のオススメということになる。
純粋な黒の表現が難しい液晶テレビの画質は有機ELテレビと比べると、どうしてものっぺりしてしまう。(家電量販店で見比べても一目瞭然だ。)
一度有機ELテレビを見てしまうともう液晶には戻れない…といったレベルだ。
色の再現性が高い
先ほどは「黒」が黒らしい、ということだったが、これは他の色にも当てはまる。
色に艶があるとでも言おうか。液晶で見る色よりも実物に近い色が表現できる。
なので、食べ物の映像を見るとかなり美味しそうに見える(笑)。
「色純度」が高いのが有機ELなのだ。自然の色に近く、目にも優しい。
残像が少ない
液晶テレビの欠点として、早い動きを表示する際、残像が残ってしまうことがある。(番組の流れるテロップとかスポーツとか。)
これは液晶の性質によるもので、完全に解消することは難しい。
この点、有機ELテレビはリアルタイムに自発光しており、実用上、残像はほぼ無いと言ってもいいレベル。
気にならない人は気にならないかもしれないが、おそらく無意識的に残像感があると不自然で気持ち悪いと感じるのが人間だ。
なので、この点も残像感が少ない有機ELテレビで感動と感じる大きな要素となっているに違いない。
質感が表現できる
有機ELテレビと液晶テレビで画質を比べると、同じ映像でも「質感」が全く異なる。
如実に違うのは「金属」や「ネオン」や「星」などの輝きだろう。
黒が表現できるのみならず、色の再現度、コントラストの違いから「質感」が全く異なる。
4K画質で見る「モルディヴ」や「沖縄」の透明かつブルーの海は感動ものだ。
行ってないのに観光をした気分になれるぐらいリアリティが高い。
この没入感も液晶テレビでは絶対に味わえない快感だ。
たまに『「地デジ」だと液晶テレビの方がキレイに映る』という方がいらっしゃるが、有機EL初期のハナシではないかなと思う。現時点では、何を見て言ってるの?としか思えない。
有機ELテレビのデメリットは?
有機ELテレビのいいところばかりお伝えしてきたが、デメリットはないのか?
もちろんある。
値段
最もデメリットと考えられるのは「値段」だろう。
液晶テレビと比べると価格が高い。
高いのだが、実はかなりこれでも価格は下がってきた。
55型だと10万円代で購入できる。最新型で20万円~30万円ぐらいだ。55型ハイエンド液晶テレビとそう大きな差はないのである。
もちろん一般的には高額な部類に入るが、10年ぐらい使い続けるものと考えると決して買えない値段ではないし、ほぼ毎日使う家電と考えると相対コストは意外に高くない。
一日あたりの値段と考えると、もう実は適切と言える値段にまで値下がりしているのだ。
画質については先述の通り「圧倒的」という差があり、『有機ELテレビでないと味わえない世界がある』と考えると、割高ってことは決してないのだ。液晶テレビでも画質にこだわったハイエンドモデルだと近い値段するしね。
FP的な視点で言うと、テレビに限らず「絶対的コスト」だけで判断しては後悔することもあるよ、ということ。意外とハマりやすい罠なので、モノを買う時はよくよく考えてみるといい。
一般にFP(ファイナンシャル・プランナー)は、絶対的コストやコストパフォーマンスを優先し「節約」ばかりをすすめる傾向がある。
もちろん「節約」も大切だが、もっと大切なのは「その方の価値観」であり「生き方」である。
「節約」ばかりして、潤いのない人生を歩んで後悔はないだろうか?
散財をすすめるワケでは決してないが、「感動」のために払うコストは無駄とは言い切れない。(ってことはアナタも理解しているはずだ。)
もちろん液晶テレビも以前に比べて画質は進化しているし、コストパフォーマンスは上がっているのだが、残念ながらこれからの高画質テレビは有機ELテレビに取って代わられるのは目に見えている。10年という期間は長い。これからその期間ずっと液晶テレビってのもどうだろうか?
DVDがBD(ブルーレイ)に取ってかわったように、今後は有機ELテレビの時代がやってくる。
BDが当たり前の時代に以前買ったDVDは見なくなる。DVDの前はビデオ(VHSとかベータ)だったけど、今見ている人ってほとんどいないのでは?これは仕方ない進化の過程だ。
デカイ
もう一つの欠点になりえるのが、大きさだ。デカイ。
有機ELテレビは一般消費者である僕らが手に入れられる最小のサイズで「48型」だ。
1人暮らしなら、結構大きいサイズとなる。
ただし入らないサイズではないし、大きいが大きすぎるということは無い。
むしろ高画質なので、少なくともこれぐらいの大きさで見ることをオススメはしたいところだ。
「65型」だと、かなり大きいリビングをお持ちのご家庭でないとデカ過ぎるかもしれない。
家電量販店で見ると「55型」は小っちゃく見えるかもしれない(近くにもっと大きな65型があるからだ!)が、結構大きいので気を付けよう。
…と言っても、もう一つ付け加えるならば、55型も慣れると大きいとは感じなくなる。。。
輝度が低い?(暗い?)
口コミで「有機ELテレビは暗い」と言われることがある。
これはひと昔前までよく見かけた口コミだが、もはや古い情報だ。
これは「今買い時」ということにも通じることなのだが、2019年の有機ELパネルから、輝度調整パラメーターが各メーカーに開放されたと聞く。
マニアックな話で恐縮だが、家庭テレビ用有機ELパネルを供給可能な会社は現在、韓国の「LGディスプレイ」1社のみ。
有機ELパネルはパネルの性能保持のために、自動的に輝度を調整するT-CON(タイミングコントローラ)と一緒に提供される仕組みになっている。
このT-CONの輝度パラメーターが2019年モデルから各メーカーに開放されたのだ。
よって、パナソニックやソニーなど日本のメーカーがより積極的に有機ELテレビの画質を作り込むことができるようになった2019年は、正に「有機EL元年」と言っても過言ではない。
そういう意味で本当の買い時は「2019年以降のモデルから」ということになる。
ってことで、2019年モデル以降はもう全然暗くない。むしろ海にきらめく太陽の映像なんかは「眩しい!」って感じるほどだ。
絶対的な明るさでは液晶テレビの方が明るいのだが、明るいリビングで見ても有機ELが暗いということは全くなくなった。
暗いというデメリットはほぼ解消されたと言っていいので、心配無用だ。
有機ELテレビはどんな人におすすめ?
ハッキリ言って「すべての人」にオススメできる画質だが、特に以下のような人にはうってつけだろう。
・映画好き
映画はやっぱり質感が大事!超高画質で見られるぞ。一度見た映画もまた違った感触で新鮮に楽しめること間違いなし。
・舞台が好き(宝塚歌劇とか、劇団四季とか)
舞台の臨場感が半端ない!新型コロナで身に行けなくてもこの臨場感があれば多少は行った気になれるだろう。スカパーとか契約していたら尚更だ。
・オーディオ&ビジュアル好き
言わずもがな。液晶とは比べ物にならないので、二度と液晶には戻れなくなる。
・リラクゼーションが好き
海や風景の画像が超絶キレイなので癒され度が違う!!
・料理が好き
料理している映像がメチャクチャ綺麗で、画面に映る食べ物がマジで美味しそうに見える。
今からテレビ買うなら?まとめ及び結論
どうだろうか?
人によって意見はそれぞれで、テレビは「見れればイイ」って人もいるかもしれない。
有機ELテレビは「知ってしまうと欲しくなる」という物欲を刺激するものだから、あえて今の画質でもOKなので、知らずに液晶でガマンするというのも考え方の一つではある。
そんな方は絶対的なコストが安い液晶テレビでいいと思う。
ただそれでもそれなりに画質にこだわり、かつハイコスパの4Kモデルの液晶を選んでおくと後悔は少ない。
オススメはハイセンスの50型だ。東芝の映像部門を傘下におさめコストを抑えつつ画質は日本レベルに大幅に向上してるのだ。
いくら安いからと言って、このサイズで5万円以下の廉価液晶テレビは買わないように。「暗い」とか「色が変」とか、違和感ある画質で後悔することになる可能性があるからだ。
そして毎日を充実させたい読者さんには、液晶テレビの弱点である「視野角・コントラスト・応答速度」を全て克服し、かつ色純度が高い「有機ELテレビ」をオススメしたい。
毎日のTV体験が楽しみになるし、毎日のTV番組、ニュースを見るだけでも画質の違いは体感できるだろう。
映画を見る人は、また一歩シアターに近づく。(ってか画質自体は映画館より上だと思うぞ。)
プロジェクターで見る大画面シアターもいいが、リビングシアターなら有機ELは最適解だろう。
とにかく綺麗な映像を見ると心が癒される。
もし有機ELテレビを購入された際には、ぜひ透明な海や突き抜けるほどの青空の色、そして吸い込まれるような夜空や宇宙の映像で癒されてほしい。
少し高い値段を出す価値は十二分にある!
参考にしてみてほしい。
僕が買ったのはパナソニックの「GZ1000」という機種だが、東芝・ソニー・パナソニックはいずれも高レベルの画質なので、どれを買っても問題なし。次点で本家LGだ。
正直申し上げると、上記以外のメーカーはあまりオススメできない。
FUNAI(ヤマダ電機のみ取り扱い)は、有機ELの画質を制御しきれておらず、パネル性能を持て余し気味だし、後発組のシャープも、後発なのに上記3社に劣る画質と感じた。(シャープは液晶に力を入れており、液晶は高画質。)
最上位機種(GZ2000)は、パナソニックがLGからパネル組立前の有機ELパーツを取り寄せて、初めて自社組立した「半パナソニック製パネル」で、おそらく有機ELテレビの中でも最も「明るい」最強高画質モデルだ。
だが店頭でぜひよく見比べてほしいが、「GZ1000」でも、ほぼ同等の画質かと思えるほど高画質である。
値段もかなり違うので、よほどのマニア以外、GZ1000でも満足のいく画質を得られると思うぞ。さらに余裕ある人は「GZ2000」をどうぞ。
ちなみにパナソニックの2020年最新機種は「HZ1000」「HZ1800」となる。最新機種は更に画質が向上しているが、暗部のディテイルが少し強化されたぐらいなので、基本画質に大きな差はないと言っていい。
2019年モデルが型落ちにより値段が安くなっていれば狙い目ではないだろうか。もちろん少しでも高画質が良いという方は「HZ1000」など最新機種を選択しておこう。
有機ELテレビは値段が高いように見えて、10年使うと考えると、意外にコスパは悪くないと気付いてしまったアナタ。
有機ELテレビの導入で、毎日の感動はもちろん、動画サービスを活用しがちな巣篭り生活も充実すること間違いなしだ。