子供がいるのに、一緒に遊ぶ時間が少ない!
と思っているお父さん、お母さんに朗報です。
おうち時間を満喫するために「寝室ホームシアター」を組んでみては?と思うのです。
実際、僕は寝室をホームシアターにしていて、日々忙しいなかでも寝る前の束の間の時間に、子どもと大画面で映画や動画を見て楽しんでいます。
だけど、
ホームシアターってどうやって組めばいいの?
どんなシステムを組めば満足できるの?
ということですよね。
10年以上前から「ホームシアター」に取り組んでいる僕が、効率の良いホームシアターの取り組み方をお伝えします。
ぜひ参考にして、最大限寝室ホームシアターを心から楽しんでください。
寝室ホームシアターを最大限楽しむためにこれを揃えよう!
「ホームシアターやってみようかな?」
と思ったら、以下をまずは揃えてください。
寝室をシアターにするなら、別に部屋を設けなくてもOKなのがいいですね。
- ディスプレイ(TVやプロジェクター)
- AVアンプ
- スピーカー
- プレーヤー
ひとつずつ揃えるコツを解説していきます。
1.ホームシアター用ディスプレイはプロジェクターがベスト
寝室ホームシアターには、はっきり言ってプロジェクターがベストです。
というのも、できればホームシアターは大画面で、映画館風に楽しみたい。
となると、「プロジェクター」を用意するだけで、雰囲気がググッと【シアター】に近くなります。
最近はとっても安いプロジェクターだってあるんです。
インチあたりのコストも実はプロジェクターが安いです。
本当は本格的な有名ブランドの物がいいですが、最近は中華製でも部屋を真っ暗にすれば十分綺麗にハイビジョン映像を映してくれます。
なので、できればカーテンは遮光性能が高い方がいいですね。
「プロジェクター」の設置だけで、もう気分は「映画館」。
うちの画像を載せると
この映画館然とした雰囲気はプロジェクター設置でしか味わえないものなので、なんとか家の人を説得してみてくださいね。
プロジェクターが設置できればベストです。
「プロジェクター」を選ぶ際のコツ及びポイント
- 『解像度』
- 『コントラスト』
- 『設置性』
『解像度』は、フルHD以上でOK
「フルHD(1920×1080)」「4K(3840×2160)」とかっていう表示が解像度です。
細かいほど画像がキレイで、今なら値段も手ごろになってきたのでコスパ・将来性両方から「4K」を選んでほしいですが、フルHDでも十分綺麗です。コスパからすればフルHDですかね。
映画に最適なブルーレイディスク(BD)の解像度が「フルHD」です。
地上波デジタル放送は「フルHD」ではないけど、それに近いよ。
「Netflix」「Amazonプライムビデオ」など動画配信サービスで「4K」画質のものがどんどん増えてきていますが、4Kにこだわると機器が高くなるので、ほどほどに。
可能なら解像度は「フルHD」または「4K」を選ぶべし!フルHDでも綺麗です。
『コントラスト』というのは、明暗の差
コントラストは「10000:1」みたいな表示。
大きい数字が左側に入るほどコントラストが高く、メリハリのある映像が表示可能です。
「解像度が高くコントラストが高い」ほど、細かい描写が可能ということになりますが、10000:1以上あれば実用上十分です。
4Kハイコスパプロジェクターのおすすめ
4Kにこだわるなら、設置場所が確保できるのを前提で、おすすめは超ハイコスパ機『ViewSonic PX701-4K』。
ゲーミングプロジェクターとされているけど、映画にも最適な機能満載で4KやHDRにも対応。
スペックにこだわる人のためにあげておくと・・・
- 映画館と似たDLP方式採用
- 4000ANSIルーメンの明るさ
- 4K UHD解像度
- 4.2ms の超高速入力+超応答性 240Hz リフレッシュレート
- 映画館のような色彩を実現するSuperColorテクノロジー
- HDR/HLG対応
- XBOX社認定
正直、十分すぎる性能・・・ってか、一昔前のハイエンドを軽く超えてます!
僕自身、旧機種のViewSonicのプロジェクターを使っており、画質や使い勝手についてはホームシアターとして文句ないレベルと太鼓判を押せます。
ちなみに、オーディオ雑誌やネット上では大体おすすめプロジェクターは「ソニー」「JVC」「エプソン」が定番となっていますが、正直値段が高いため本気度の高い人向けです。
みんなおなじみのAnker(『Anker Nebula Cosmos Max』)もオススメできるプロジェクターのひとつ。
ただ正直、性能は上記ViewSonicが上です。
プロジェクターをコスパ良くゲットできれば、他に必要なものにお金を回せます。
画像の他に音も重要なので、できたら音響にもこだわりたいところです。
サラウンドは専用にシステムを組むといいです。(プロジェクター内蔵のものはしょぼいです。)
無事プロジェクターを手に入れ、はじめてプロジェクターから画像が映写されると、思わず
キレイ!!映画館みたい!
ときっと心が躍り、一気にホームシアターへのボルテージは上がります。
最近、そんなワクワクありましたか??
こういったワクワクや感動は「生きる」原動力でもあります。
買えばいい、お金をかければいい、というものではないんですが、「そういえば最近、感動してないな」って方は、そういったワクワクを自分のために取り戻すのはありですよ?
参考までに僕のケース
僕のプロジェクターはViewsonic「PX727-4K」。
「設置の自由度が低い」ため、以下のラックに天吊りしています。
「レンズシフト機能」がなく、真正面に設置できなければ映画館のように投影することができませんが、画質重視で選びました。
『ViewSonic PX727-4K』は「「価格.com」で「プロダクトアワード」を受賞しています。
スクリーンに関しては、うちの場合、白い壁に映せなかったことと窓側に投影することになっため、カーテンを無くしてロールスクリーンを使ってます。
ただし妻には呆れられるし、インテリア的には褒められたものではないので注意してください。
ディスプレイその他
大画面表示できるプロジェクターの設置が望ましいですが、どうしても設置できない場合、価格がこなれてきた「有機ELテレビ」をおすすめします。
映像の表現力が液晶テレビでは絶対に表現できないレベルなので、没入感が大画面とはまた違う意味で素晴らしいです。でも寝室に大画面TVってのも・・・ねぇ。
2.ホームシアターにAVアンプは必須!中古も視野に。
「AVアンプって何?」って人も多いかもしれない。
「AVアンプ」は、主にホームシアターの「サラウンド」、つまり音を担当するシステムです。
「5.1chサラウンド」とか「DOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)」とか専門用語が飛び交います。
ようは、映画館のように、前からも後ろからも音が聞こえるようなサラウンドのことで、DVDやブルーレイディスクには、この「サラウンド音声」の情報が含まれていて、そのサラウンドを正しく再生しようと思うと、基本的にはこの「AVアンプ」が必要になります。
これは「5.1chサラウンド」(=前後左右)再生できればいい、と思っておいてください。
7.1とか7.1.4とかあるんですけど、マニア向けですのでとりあえず無視でOKです。。。
ただし、このAVアンプは機種によって音質も機能も価格もピンキリ。
あれこれ説明しすぎると混乱すると思うので、ズバリオススメを載せておくと、映画館の雰囲気重視の場合、各種オーディオ賞受賞の名機ヤマハ「RX-A4A」。
ヤマハは最もAVアンプに力を入れている日本のオーディオメーカーで、中でも「AVENTAGE(アベンタージュ)」と呼ばれるミドルクラスから音質レベルが各段に上がります。
最新のものだと『RX-A4A』が現実的なコストでしょう。(それでも結構高いです。)
AVアンプは何度も買い替えるようなものではないので、後悔しないよう品質と機能がマッチした商品を選ぶことがとても大切になります。
その点『RX-A4A』は、最も価格と機能のバランスが取れています。
映画館の雰囲気を出してくれるヤマハ独自の「シネマDSP」がシアター再現に一役買ってくれます。
『RX-A4A』は基本の音質レベルも非常に高いので、オーディオシステムとして音楽も楽しく聴けますよ。
自動的にAIが視聴している映像・音楽に合わせたサラウンドを作り出してくれるという「サラウンドAI」という画期的な機能が特に素晴らしいです。
【音をあれこれ加工し「音質低下」をまねく】のではなく、「音」そのものには手を加えず反響音のみ「付け足す」という方式のため、雰囲気だけUPし、音質劣化は無しと考えていいです。
僕は初のAVアンプがヤマハで、ヤマハ→ヤマハ→パイオニア→オンキヨーと使ってきたものの、結局またヤマハに戻ってきました。
映画館の雰囲気が一番出るのがヤマハのAVアンプなんですよね。しかも最近のは音もいい。
「値段がちょっと…」というのもわからなくはないですが、『AVアンプにお金をケチると後悔する』というのが長年ホームシアターをやってきた僕の結論です。
AVアンプの質が、もろに音質と映画館の雰囲気に影響します。
ホームシアターの核であるAVアンプは【それなりに良い物】を選択しておいた方が絶対にいいですよ。
ホームシアター用途でAVアンプを選ぶなら「AVENTAGE(アヴェンタージュ)」ミドルクラス以上のモデルがおすすめ。
次点でのオススメはマランツのAVアンプ。
マランツは薄型AVアンプの火付け役。デノンと同グループの会社で、スタイリッシュさと設置しやすさで人気です。
『CINEMA 70s』はラックに収めやすいサイズ感と、必要十分な機能を備え人気のモデルです。
ゴツイのが嫌な方にはぴったりだと思います。
3.スピーカーもホームシアターの主役のひとつ。中古で安く数を揃える!
サラウンドサウンドを鳴らすスピーカーの音質が良ければ、ホームシアターは一気に面白くなります。
スピーカーは、最低5台必要になるのでコスパが非常に大切な要素となります。
スピーカー5台も揃えないと行けないの??値段が心配・・・
という声が聞こえてきますが・・・
スピーカーはヤフオクやメルカリで手に入れるのもアリです。つまりは中古で安く手に入れるのもありです。
スピーカーは中古で音質の良いものを手に入れよう。
割安で手に入れられる中古市場は、何台ものスピーカーを設置しなければならないホームシアターには最適。
しかもスピーカーは「エージング」と言って、ある程度稼働時間を経たスピーカーのほうが本来の性能を発揮しやすかったりします。
ただし、揃えるスピーカーのメーカーはできるだけ統一しましょう。
同メーカーの同シリーズで揃えると音色が統一され、サラウンド効果が出やすいからです。
質のいいスピーカーだとHi-Fiオーディオ(今だとAmazon MusicとかCDも)を聴くのも楽しくなるので、スピーカーもそれなりのものを用意したらいいですよ。
ホームシアターだと、特にセンタースピーカーから鳴る音が多いので重要。
5.1チャンネルのセットで売っているスピーカーでもいいですが、基本的には一つ一つバラで音質の良いものを選ぶのをおすすめしておきます。
「安物買いの銭失い」になるからです。
と言っても、
じゃあどのスピーカーならいいの?
という方のために、コスパの良いオススメのスピーカーをあげておきます。
ホームシアターにおすすめのスピーカー:KEF
英国KEF「Qシリーズ」(またはiQシリーズ)。
KEF社は、ホームシアター用途はもちろん、本格Hi-Fiオーディオでも素晴らしい音を奏でてくれます。オーディオ各賞も多数受賞している世界的に有名なスピーカーメーカーのひとつです。
国産にはないウォームで聴き疲れしない音質で人気も実力も高いです。
特にiQ30やiQ10など『iQ〇〇(二桁)』シリーズの高域はキレ味も抜群で今なら値段も手ごろです!
バランスが素晴らしく、現行Qシリーズより鳴らしやすいという特徴もあるのでおすすめします。
ツィーターとウーファーが一体となったUni-Qと呼ばれる特許技術で、視聴範囲が広く雄大な音というKEFの特徴は特にシアターにピッタリと言えます。
僕もKEFで揃えています。(iQ70,iQ60,iQ3)
センタースピーカーはセリフのみならず出力する音数が多いため、軽視されがちですがかなり重要です。
ただしKEFで5台揃えるにはそれなりの値段が必要。
やはり新品より中古が狙い目。iQ60がおすすめ。
サブウーファーどうする?問題
「0.1ch」は「サブウーファー」という重低音を担当する専用のウーファーシステムです。
重低音がホームシアターのひとつの魅力。
だけど、サブウーファーから出る重低音はかなりの音量で、場合によっては近所迷惑になるので、まずはサブウーファーなしで映画館の雰囲気が出ていないか確認してからサブウーファーを追加してもよいと思います。
ちなみに重低音は音色というものが少なく、サブウーファーはスピーカーと同一メーカーでなくてもOK。
ただし注意点は、できれば音が遅延しないサブウーファーを選ぶこと。
ホームシアターにおすすめのサブウーファー:ソニーSA-CS9
ソニー『SA-CS9』は、実際僕が使っている、実力とコストが見合わないコスパ最強サブウーファーです。
高品位なオーディオパーツ採用と強固なエンクロージャーで、バスレフ型とは思えないスピード感ある重低音。
安いサブウーファーにありがちな音の遅延を全く感じさせず、音楽再生にも使える実力派の素晴らしいモデルで、何といっても安い!
重低音がすごいので、念のため、サブウーファーの設置は5台のスピーカーを鳴らしてみてからにしよう。
それと、余談になるけど、シアターバー(サウンドバー)でホームシアターを楽しむ、という手もあります。
が、スピーカー数台のサラウンドには当然負けますね。どうしても、の場合に検討してみてください。
4.ホームシアターのプレーヤーはFireTVでOK
映画や動画を再生する機器(プレーヤー)も必要です。
DVD・BDプレーヤー(もしくはレコーダーでもOK)が無くても「Fire TV Stick」があれば、動画配信サービスを利用できるためディスク以外の動画なら再生可能ですね。
コスパに最も優れるのはやはりアマゾンの4K対応『Fire TV Stick 4K Max』です。
再生機(プレーヤー)だけというのは最近需要が少ないです。
ソニーの『UBP-X800M2』みたいなハイコスパ機があるので、BDを再生したいなら、販売しているうちに買っておきましょう。
他の最新機種はどれも高すぎます。
『UBP-X800M2』は、ユニバーサルプレーヤーと言って、4Kの「UHDブルーレイ」はもちろん「SACD(スーパーオーディオCD)」「DVD-オーディオ」まで、現時点で存在するメディアを幅広く再生可能で、音質・画質にも手抜かりなしで、長く使えますよ。
ホームシアターまとめ
さて、ホームシアター導入へのコツ、少しはご理解いただけていれば幸いです。
必ずしも上記のシステムで組む必要はなく、あくまで参考にしていただければと思います。
お金をかけたくないなら、家にある余っている昔のミニコンポのスピーカーをリアサラウンドに活用する、など、ホームシアターの組み方は人それぞれ。
「プロジェクター」と「AVアンプ」がキモなので、色々見てみてくださいね。
それらの有る無しと質の違いでホームシアターの面白さが大きく異なってくるからです。
可能ならそれなりの環境を整えて設置にチャレンジしてほしいと思います。
寝室ホームシアターなら、忙しくても寝る前にちょこっとだけでも映画館!
ホームシアター導入のハードルが高いと思って導入しないのも本当にもったいないことです。
めっちゃ楽しいのはもちろんのこと、毎日の生活にワクワクが戻ってくるので、カタチはどうであれ、まずは「プロジェクターのみ導入」とか「AVアンプのみ導入」など、「ホームシアター」の第一歩を踏み出すことをおすすめしておきたいです。
実際に導入したら、問題点やもっとココをこうしたい、など出てくるので、まずは何からでもいいじゃないですか。
散財をオススメするわけではないです。むしろこのために他を節約する機会かもしれませんよ?
ワクワクのために、まずとにかく行動してほしいだけなのです。
その行動が次のワクワクを呼ぶ。
「あぁ…人生ってこんなに楽しかったんだ。。。」
あれこれ言い訳して、日々に忙殺され、自分が楽しもうとしていなかったことに気づく。
こころが動くことにお金を使うことは決して無駄遣いじゃないですよ。
いやむしろ、そのような時間もお金もこころを豊かにするために必要かもしれません。
いつの間にかお金を使っているような無駄遣いこそが無駄遣いなのだ、と気づきましょう。
それをやめて、退屈な人生からワクワクを取り戻すためにこそお金を使うべきだと思うがどうでしょう?
でなきゃ、人生の時間がもったいない。時間はお金であり、時間は大切な命そのものを削るものなのです。
「なんだか毎日が鬱屈としているなぁ」と感じるなら、寝室ホームシアターで疲れをぶっ飛ばしましょう!
一人の人生を楽しみたい小市民として、ケアストレスカウンセラーとして、小さな一歩を踏み出してみることをおすすめしておきます。