ソニー生命の変額保険(バリアブルライフ)ってどうなの?世界株式型が驚異的成績!!

ソニー生命のバリアブルライフ(変額保険 有期型)という保険を勧められたんだけど、どうなの?加入しても問題ない?

ども、人生にゆとりと幸福を創るFPゆとらです。

さて、今日はアクサ生命ユニットリンクに次いで、最近質問の多い「ソニー生命バリアブルライフ(有期型)」についてです。

この質問にガチでFPがお答えします。

ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)は保険商品だが、死亡保障に加えて、運用効果を狙った金融商品のひとつ。

なお、

・そもそもバリアブルライフを含む「変額保険」より、NISAやiDeCoを使い、投信にした方がいいんじゃないか?

という質問や、

・どこに投資すればよいか、わからない。

・損するのがイヤだ。怖い。

・もっと良い投資先があるのではないか?どうせやるなら一番良いものを教えてほしい。

このように考えている人には以下「ユニットリンク」の記事で回答していますので、そちらを参考にしてください。

ではソニー生命のバリアブルライフは有りなのか?

僕個人の回答としては「あり」なんだが「ナシ」でもあります。

どういうことか解説していきます。

目次

ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)で選ぶ特別勘定は一択!!「世界株式型」がすごい

まずソニー生命のバリアブルライフ(変額保険)には主に2種類あるので整理しておきましょう。

「終身型」と「有期型」です。

このうち「終身型」については、その名のとおり一生涯の死亡保障が付いてきますが、運用に関しては株式型を50%までしか入れることができず、どちらかというと死亡保障重視の商品となっています。(以前は株式型を100%入れられる時代もありました。)

貯蓄・資産運用兼死亡保障という観点からは「有期型」(または変額個人年金という商品もある)となりますので、今回は「有期型」に焦点を当てて説明していきます。

さて、ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)ですが、全部で8種類の特別勘定(運用してくれるファンドと捉えてほしい)を用意しています。

ソニー生命変額保険は「世界株式型」を選べ!!

実績から考えて、この中から運用目的で選択すべきは「世界株式型」です。

というか「世界株式型」一択です!!

この「世界株式型」についてですが、アクサ生命ユニットリンクの際にも説明した「MSCIワールドインデックス」指数を開発したMS、つまりモルガン・スタンレーに助言をもらいつつ、運用はソニー生命が行っている独自のファンドになります。

MSCIワールド・インデックスをベンチマークとして、それを上回る成果を目指す、と書かれていますが、つまりは広い目で見てアクティブ運用をしています。

ソニー生命は変額保険の老舗で、1999年から運用を開始しているという長い歴史がありますが、この「世界株式型」においては、当初より運用をしていた場合、20年以上の運用でなんと「年率11%超え」という驚異的な数字をたたき出しています。

他のファンドも実績は同時点でプラスのものが多いですが、ズバ抜けて「世界株式型」の実績がスゴイです。

(最近では世界株の高騰から「世界コア株式型」「日本株式型」も運用成績が良いです。)

もちろん今後の運用実績に保証があるわけではないのですが、ドルコスト平均法という長い目で見る投資としての観点なら「世界株式型」以外の選択は勿体ないと思います。

バリアブルライフには「オプションA(積立機能重視)」「オプションB(保障機能重視)」という設定がありますが、つみたて重視の「オプションA」が望ましいです。

変額保険は運用でお金が増えると、変動保険金と言って、死亡保険金額も増額される仕組みになっています。

ソニー生命変額保険(有機型)バリアブルライフ「オプションA」だと、保険期間中にどうしても入り用があった場合、増えた変動保険金部分のみを引き出すことができます。

これで「保険+お小遣い」気分で、ソニー生命の変額保険に加入している人もいるぐらいです。

つまり、お父さんが家族のために加入して、こっそり変動保険金額分を使うことには向いています!

ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)は加入してもいいのか?

ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)は、死亡保障が付くうえに、「世界株式型」という素晴らしい特別勘定を持つため、投資兼保険の素晴らしい商品のように思えます。

実際に猫も杓子も「NISA」でインデックスファンド・・・という流れの中、それを上回る実績が出るかもしれないという点で、選んでも間違いではないほど良い保険だと個人的には思っています。

アクサ生命ユニットリンクと同じく、保険の場合「保険関係費」が引かれたうえで運用に回るので、純粋に運用したいなら「NISA」「iDeCo」という風潮がありますが、「NISA」は続けてなんぼ、です。

2024年の株価大暴落で狼狽売りした投資信託が多かったのは記憶に新しいですよね。

変額保険の場合、「解約控除」といって、10年以内に解約(減額)すると、戻るお金が少ない仕組みにあえて設定されているため、中~長期の投資兼死亡保障としてはありです。

特に「世界株式型」のような優秀なファンドを選択できる変額保険なら「アリ」と言えます。

ただ「教育費のつみたて」として、つまり学資保険替わりに検討する場合、慎重に考えたほうがいいかもしれないです。

実際に預けたお金の2倍近くに増やした人もいますが、時期が良かっただけかもしれないです。

使う時期が決まっていて、必ずその時期に満期金を受け取る必要がある、といった場合は、リーマンショック級の暴落時に満期を迎えた場合など、やはり損失が出ることもある程度覚悟しなければならないのが変額保険なのです。

なので、基本的には老後資金としては十分に「あり」ですが、同じ変額保険を選ぶなら、僕ならアクサ生命ユニットリンクにします。

これが「ナシ」と言った理由になりますが、ソニー生命の場合、アクサ生命と比べて以下の点で見劣りするからです。

・保険関係費がアクサ生命より多い。

・クレジットカード払ができない。

どういうことか詳しく見ていきましょう。

ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)のデメリット

アクサ生命ユニットリンクと同様、10年以内の解約は「解約控除」というペナルティがかかる仕組みとなっています。

これはデメリットではありますが、解約せず長期に運用するという縛りにもなるため、投資という観点、逆の視点から見るとメリットと言えなくもありません。

よって、ソニー生命バリアブルライフ固有のデメリットを上げておきます。

・保険関係費がアクサ生命より多い。

これは単純に比較するとわかりますが、アクサ生命のユニットリンクの方がわずかだが「保険関係費」が少ないです。(多くはそうですが、全年齢でそうとは限らないことはお断りしておきます。)

保険関係費が少ない方が運用には有利となるので、わずかと言っても長期間を考えると、少しでも「保険関係費」が少ない方が良いですよね。

ソニー生命の「世界株式型」に匹敵するぐらいの「キャピタル世界株式」を特別勘定に持つアクサ生命を選びたくなりますね。

・クレジットカード払ができない。

それに、ソニー生命の致命的な弱点・デメリットは「クレジットカード払い」ができないことです。

厳密には初回のみできる場合があります(代理店による)が、毎月の保険料支払いにはクレカ払いが使えません。

ゆとら

クレカが使えないなんて・・・今どきこれは無いだろ!?

運用する側としては、クレジットカードのポイントは1%ほど付く場合が多く、長期間となるとバカにできません。

これは完全にソニー生命が時代に乗り遅れているとしか言いようがないですね。

バリアブルライフのメリット

逆にソニー生命バリアブルライフ(変額有期)固有のメリットもあげておきます。

1点目として、ソニー生命の変額保険は「オプションA(積立重視)」と「@オプションB(保障重視)」が選択できますが、オプションAを選択した場合、変動保険金(=運用実績が良く、基本保険金額から保険金が変動し増えていた場合)部分のみを保険期間途中でも引き出すことができます。

これはメリットですね。ただしデメリットでもあります。

すぐに引き出してしまうと、結局複利でお金を増やすという機能が落ちてしまうからです。

大きく増やそうとするなら、利息が更に利息を生む「複利」が使える分、途中で引き出さない方がいいわけです。

よって「保険」という特性を生かして、途中で引き出せないことが長い目でみてプラスになることを考えるとメリットでもありデメリットでもある、ということになります。

2点目としては、満期の際、運用成績が悪く損失が出ている場合、満期保険金を受け取らずに少しの期間延長ができる仕組みになっています。あまり損失が出ているケースは考えたくないですけどね。

これもメリットではありますが微妙ですね。。。

そもそも満期に損失が出ているような変額保険には加入したくないですし、適切に特別勘定を組み入れて、ある程度の期間継続すれば損失の可能性は限定的だと思います。

まとめ~ソニー生命変額保険は世界株式型の運用実績がすごい

さて、ソニー生命バリアブルライフ(変額保険 有期型)について、少しは参考になりましたでしょうか?

ソニー生命の営業(LP)には優秀な人が多いです。

変額保険についても非常に魅力的なプレゼンをお聞きになられたのではないでしょうか?

ですが、情報が溢れる現代は、比較もせずに盲目的に何かを選ぶ、というのは実に勿体なく、かつ危険な時代です。

これは、保険をバカにしてインデックス投信をしている友人より、変額保険に加入している方が、長期的に見てお金が増えていてもおかしくはない、ということにも通じるのですが。

保険だから」「アクティブ投信だから」という理由でバッサリ切り捨てる人は、情報が足りていないことも多いです。

盲目的に情報に踊らされることなく、判断する目を養いましょう。

優秀なファンド(特別勘定)込みで、金融商品を検討するなら変額保険も十分あり、ですよ。

もちろん「死亡保障が不要だ」というような人にまではオススメできませんが、家族がいて、守るべき人がいるなら「保険だから投資・運用に向かない」なんてことは無いハズです。

「保険は不要」という風潮ばかりを盲目的に信じるのもどうかと思います。

保険金を受け取った人は「保険は不要だった」なんて言わないですからね。

自分の家族に万一が起こっても、間違いなく同じことが言える人だけ「保険は絶対に不要」と発言すべきです。

イザという時、万一の時には「(多くの場合において)払った分以上に保険金が出る」のが変額保険の良いところ。

ただし、アクサ生命のユニットリンクや他社の選択肢もありますので、この辺りもぜひ参考にしていただき、人生にゆとりと豊かさを少しでも増やせれば幸いです。

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