リニューアルしたファミマ『新モカブレンド』と、ローソン『モカブレンド』はどってが美味しいの?
コンビニにワンランク上の高級路線コーヒーが登場しているので、レギュラーコーヒーと比べてどう違うのか気になるところですよね?
ども、人生にゆとりと幸福を創るFPゆとらです。
コンビニコーヒーの高級路線は、ファミマが2024年10月リニューアルした『新モカブレンド』、ローソンのマチカフェは『モカブレンド』、セブンイレブンでは『ブルーマウンテンブレンド』になります。
たまたま同じ「モカ」を使ったブレンドが2社あったため、さっそくファミマ『新モカブレンド』とローソン『モカブレンド』を同日、同時間帯に比べ飲みして味を確かめてみました!
果たしてどちらが美味しいのか?
そもそもレギュラーコーヒーより高い価格で飲む価値があるのか?
自分でコーヒーを作るうんちく派の僕がレビューいたします。
『新モカブレンド』『モカブレンド』のスペック
サイズと値段
『新モカブレンド』は「FAMIMA CAFÉ」のスペシャルティコーヒーの位置付け。
『モカブレンド』は「ローソンマチカフェ」のスペシャルティコーヒーの位置付け。
大きさ(サイズ)は・・・
気持ちローソンの『モカブレンド』の方が大きいような気もしますが、ほぼ同じと言っていいでしょう。
レギュラーブレンドとの価格差は以下の表のとおりです。
セブンイレブンの高級路線『ブルーマウンテンブレンド』がRサイズ(Sサイズ相当250円(税込))なので、スペシャルティコーヒーとしては、ファミマ・ローソンともに値段が少し安い設定とも言えます。
ファミリーマート「FAMIMA CAFE」 | ||
---|---|---|
サイズ | ホットコーヒー価格 | モカブレンド価格 |
S | 120円(税込) | 140円(税込) |
M | 180円(税込) | 210円(税込) |
L | 220円(税込) | 設定なし |
ローソン「MACHI CAFE」 | ||
---|---|---|
サイズ | レギュラーコーヒー価格 | モカブレンド価格 |
S | 120円(税込) | 160円(税込) |
M | 190円(税込) | 設定なし |
L | 220円(税込) | 設定なし |
メガ | 320円(税込) | 設定なし |
ファミマ『新モカブレンド』がSサイズで20円の価格差(Mサイズで30円差)に対し、ローソン『モカブレンド』はSサイズのみの設定で、レギュラーコーヒーと比べ40円も高いです。
ローソン『モカブレンド』の「コスパ」が問われるところですが果たして?
ファミマカフェ『新モカブレンド』特徴
ファミマ『新モカブレンド』は最高等級豆のみを100%使用と公式HPにあります。
これはモカに関してかな?
それともブレンド全体?
一見すると『新モカブレンド』に使用されている豆はすべて最高等級豆のようですが・・・。
実はファミマのモカブレンドに関しては、2019年、2020年、2021年、2024年と徐々に進化してきています。
2021年版は、「甘味焙煎」+「2種類の焙煎度に焼分けたエチオピアモカ豆」で豊かなコクに華やかな香りを感じる仕立て、で『高級モカブレンド』としての地位を築きました。
バリスタの粕谷哲氏と共同開発しただけあって、スペシャルティコーヒーとして十分美味しかったと記憶しています。
2024年は『新モカブレンド』へとリニューアルしましたが、コーヒー好きの83.5%が「リニューアル後の方が香りが華やか」と回答しているそうです。
具体的には、エチオピアイルガチェフェ産のモカ豆を60%、グアテマラ産の豆を20%、ブラジル産の豆を20%の割合でブレンドし、一部の豆を高温短時間焙煎することで、初めにモカの香りが引き立ち、その後はグアテマラ豆の甘い香りが持続させるよう工夫したとのこと。
僕自身、自分で焙煎するので、焙煎時間で香りが変わるのはよくわかりますね。
確かに、じっくりより「高温短時間」での焙煎の方が香りが引き立つようには感じています。
ローソン マチカフェ『モカブレンド』特徴
一方、ローソン マチカフェの『モカブレンド』はどうでしょうか?
ファミマのモカブレンドが人気なのに対抗して販売を決定したように思えますが・・・。
またファミマがバリスタ粕谷哲氏と共同開発したことに対抗して、監修をブランド力のある猿田彦珈琲にお願いしたのではないでしょうか?
ファミマのようにローソンも高価格帯の『モカブレンド』を定番化させたいという思惑がありそうです。
ファミマと同じくエチオピア産「モカ」をブレンドし、エチオピア産最高等級豆を75%ブレンドとあります。
ちなみにコンビニレギュラーコーヒーの中で、僕が最も好みなのがローソン
なので、どうしても『モカブレンド』にも期待していまいます。
なかなかのモカブレンド比率なので、モカの華やかな香りが出ていると嬉しいですがどうでしょうか?
ファミマ『新モカブレンド』の香り・味は?
ファミマは以前の『高級モカブレンド』は抽出レシピも変えているとのことでしたが、マシンはいつものと一緒。
では『新モカブレンド』も、いつものとおりブラックで味わってみます。
おいしいコーヒーはブラックでこそ違いがわかりやすいです。
おっ!
モカの甘くて華やかな香り。
高級路線を感じさせて個人的に好ましい香りです。
隣にいた妻も思わず「いい匂い」とこぼしています。
味わってみると・・・
これは明らかにレギュラーのコーヒーとは異なるおいしさ!
好みによって分かれそうですが、ややモカらしい酸味が前面にも後味にも出てきます。
ただ、クセのある酸味ではなく、苦味と甘味といい塩梅にマッチングして非常に飲みやすく仕上がっています。
グアテマラの甘味が最後に香りを引き立てていますね。
う~ん、なかなか好バランスでグッド。
これなら20円多く出しても文句は言えない出来栄えです。
華やかで甘味があり、やや顔を出してくる酸味もモカらしい嫌味がなく、苦味はアクセント程度でうまくまとまっています。
以前の『高級モカブレンド』も美味しかったですが、個人的には更に好バランスなモカブレンドにリニューアルされていると感じます。
ファミマに行ったら、僕はレギュラーコーヒーより20円差なら『新モカブレンド』を買ってしまいますね。
僕の回答:ファミマならレギュラーより『新モカブレンド』を選ぶ
ローソン マチカフェ『モカブレンド』の味・香りは?ふぁ
さて、次はローソン マチカフェの『モカブレンド』です。
カップにも「猿田彦珈琲」の文字がありますね。
さてまず香りですが・・・
う~ん、ファミマ『新モカブレンド』ほど華やかな香りが漂ってはきていませんね。。。
味で勝負なのかな?
ブラックで飲んでみることにします。
ん?
に、苦めです!
苦いのはいいんですが、この苦味がモカの華やかさと、美味しいモカの特徴である軽やかな酸味を打ち消してしまっていますね。。。
正直期待ハズレです。
レギュラーコーヒーがうまくまとまっているローソンマチカフェなので、『モカブレンド』にも期待していましたが、ファミマ『新モカブレンド』には大きく差をつけられていると感じます。
しかもSサイズでレギュラーと40円差なら、僕はローソンの場合レギュラーコーヒーを間違いなく選ぶでしょう。
僕の回答:ローソンなら『モカブレンド』よりレギュラーコーヒーを選ぶ
まとめ~ファミマ『新モカブレンド』の圧勝!!
ファミマ『新モカブレンド』は、甘み・苦味・酸味が好バランスで整い、華やかさも感じられ、140円(Sサイズ)という値段を考えると、かなり美味しいと感じました。
一方で、期待していたローソンマチカフェの『モカブレンド』は期待外れの香り・味でした。
せっかくのモカの華やかな香りや甘味、酸味というバランスが苦味に打ち消され、40円差も出してわざわざ『モカブレンド』を選ぶ価値をローソンの場合は感じませんでした。
今回の勝負、ファミマカフェ『新モカブレンド』の圧勝です!
Sサイズで20円多くだしても損はないどころか、ファミマならレギュラーコーヒーより『新モカブレンド』を積極的に選びたくなる味わいです。
とにかくコーヒーに酸味があると絶対にイヤ、なんていう人以外は、美味しく感じられるんじゃないかと思います。
『新モカブレンド』は嫌な酸味でもないので。
高級品質のイルガチェフェが豆として使われているなら20円多く出しても、迷わず『新モカブレンド』と言いたくなるほどコスパも優れていると言えます。
カフェでモカを飲むと結構高いですからね。
個人的には、ファミマ『新モカブレンド』はMサイズで飲みたい美味しさ。
ファミマはマシンをドリップ方式に変えたり、世界No.1バリスタと共同開発したり、とコーヒーのレベルがどんどん上がってきています。
努力の成果がちゃんと味として表れていますね。
この調子でコンビニコーヒーのレベルをグッと上げてほしいです。
ローソンはレギュラーコーヒーに関してはレベルが高いので、ローソンマチカフェで飲むなら「レギュラーコーヒー」にしておきましょう。
ローソンのレギュラーコーヒーは「メガサイズ」が出るほど人気ですから。。。
ローソン『モカブレンド』はまだまだ見直しの余地が大きいように感じました。
ちなみに毎日のようにコーヒーを飲むほどのコーヒー好きなら、自分で美味しいコーヒーを作る、という方法が最もコスパも良く、味も好みに仕上げられます。
また、以下の記事でコーヒー・カフェラテを楽しむ記事をまとめて紹介していますので、よかったら読んでみて他社のコーヒー等の味・香りも参考にしてみてください。
では忙しい毎日に、香り高いコーヒーをお供に、少しでもゆとりを持って頑張っていきましょう!