ザ・ビートルズはロックの出発点である。
ども、人生にゆとりと幸福を創るFPゆとらです。
もし、あなたがまだ最高のロックバンド「The Beatles」(ザ・ビートルズ)の曲をちゃんと聞いたことがないなら、それはとっても羨ましいことです。
なぜならこんな素敵で偉大なバンドの音楽を、これからたっぷりと堪能することができるのだから。
ビートルズを聴かずに死ぬなんて本当にもったいないんです!
ビートルズを聴くことで、さまざまなロックのことがより理解できるようになります。
「古くさい音楽でしょ?」「音悪いし…」
そう言いたくなる気持ちはわかります。
が、今ビートルズのCDはリマスターやリミックスされて音がイイのです!
忙しくてなかなかゆっくり音楽を聴く時間がない方も多いと思いますので、エバーグリーンな音楽だけをお伝えするように心がけています。
以前挫折した人も、若い人も、先入観を持たずに、今こそザ・ビートルズを聴くべきです!
ザ・ビートルズは今でも世界中で最も愛されるバンド
ザ・ビートルズ(The Beatles)は言わずと知れたイギリスのロックバンド。
メンバーはジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人。
名前ぐらいはどこかで聞いたことがことがあるでしょう。
また知らず知らずのうちに、どこかで必ず彼らの作った曲を耳にしているはずです。
ビートルズは『20世紀最高のバンド』とか『史上最高のロックバンド』と呼ばれています。
実質の活動期間は約8年ぐらいですが、その期間でそう呼ばれるほどの活躍をし、全世界から愛されているグループというわけなんです。
ビートルズはもう解散していますし、メンバーの半分(ジョンとジョージ)は亡くなってこの世にいません。
ですが、世界中にいまだ熱狂的なファンがいて、リマスターやリミックスCD、そして未発表テイクなど、作品も未だにリリースされ続けています。
当時モノのレコードなんかも高値取引されているんです。
世界中のミュージシャンはもちろん、日本人のミュージシャンにもカバーされたり、オマージュ(ビートルズの曲が元ネタ)された曲は数えきれないほど。今でも新たにつくられ続けているよ。
ビートルズの遺伝子を受け継ぐミュージシャンはもちろん多いし、コピーバンドも無数に存在します。
1960年代に活躍したバンドで、いまだにコピーバンドがライブをやって喜ばれるなんて「ザ・ビートルズ」や「ザ・ビーチボーイズ」ぐらいなもんでしょう。
なぜこんなに熱狂的なファンが多いのか?
それは、ぜひ一度ビートルズの楽曲をじっくり聞いて感じてみてほしいです。
が、ザ・ビートルズのCDを聴くにあたっては、実は聞き方や聴く順番にはコツがあります。
聞き方を間違えると「ビートルズってよくわからん!」となりかねなく、誰しもがハマりそうな罠なので以下に注意を書いておきます。
ザ・ビートルズCD聴き方のコツ
誤解なきように言っておくと、ビートルズの聴き方に正解はありません。
なので「コツ」と言ってブログに書くと、ひょっとすると熱狂的なファンから「それは違う!」とお叱りを受ける(ファンそれぞれに聴き方のコツがあると思うのだ)かもしれません。
が、メチャクチャ大事なこと(と思っている)なので、あえてお叱りを承知で個人的「聴き方のコツ」をお伝えしたいと思います。
このコツを知らないと「もったいない」からです。
正直ビートルズのCDは、あまりにもたくさん出ていて
どのアルバムから聞けばいいのかわからない!
とりあえず人気があるアルバムから聴けばいいっしょ!
という風になりがちなんです。
で、結局「ベスト盤」とか「コンピレーション盤」と言ったものから聞いてしまう人が多いんですが、ビートルズの場合、それは絶対にやめてほしいのです。
もちろん、ベスト盤『1』や『赤盤』『青盤』のリミックスCDは音が良いのでおすすめではありますし、聴いてほしいのですが、最初に聞くのはやめてください。
「Let It Be」「Hey Jude」「Help!」などでビートルズの曲が好きになる人ももちろん多く、上記ベスト盤にはそれらが入っています。ついベスト盤から聴きたくなりますよね?
じゃあなぜベスト盤やコンピCDを最初に聴くのはダメなのか?
理由は以下のとおり3つです。
- 頭がついていかない
- 良い曲を聴き逃してしまう可能性が高い
- 後で聴いた方が感動する曲がある
頭がついていかない
ビートルズの場合、短期間にバンドが音楽的に急成長しました。
ですので、ビートルズ初心者がいきなりベスト盤や後期のCDを聴くと、あまりの音楽的な変遷ぶりに頭がついていかない。。。ということが起こりえます。
実際僕がそうでした。
個人的な経験から言わせてもらうと、僕が初めて聞いたのは『青盤』(ビートルズ活動後期のベスト盤)。
有名な「Let It Be」が入っていたから。。。
『青盤』を全体を通して聞いてみて「???」となってしまいました。(『赤盤』だと比較的わかりやすいのだけど。。。)
「良い曲もあるけど、難解な曲も意外と多いのかな?(音質悪いな… ※リマスター前のものだったから。。。)」という感じになってしまったのです。
今だったらわかるんですが、いきなり「I Am the Walrus」なんかは、ちょっと難易度が高いと思うんですよね。
今の音楽に耳が慣れていると、なおさらそうなると思います。
良い曲を聴き逃してしまう可能性が高い
もう一つの理由は、アルバム内の良い曲を聴き逃してしまう可能性が高いからです。
ビートルズの特徴として、俗にいう「捨て曲なし」のアルバムがほとんどです。
つまりビートルズは結局、全曲聴いた方がいいのです。
ベスト盤にも入りきらない名曲がたくさんあります。
実際「ビートルズの好きな曲は?」と聞くと、人によって実にさまざまな曲が回答として返ってきます。
よってベスト盤で「とりあえず聴いてみる」みたいな聴き方はビートルズの場合、あまり当てはめないほうがいいわけです。
後で聴いた方が感動する曲がある
これは、今を生きる我々の特権ですが、後で聴いた方が感動が増す曲があります。
これはリマスターやリミックスCDの販売された時期によるのですが、普段聴きなれていた「アノ曲」がリミックスで素晴らしい音質で蘇った!バックで密かに鳴っていた音がハッキリ聴こえる!なんてことがあります。
その時の感動はやはり後から聴くことでこそ、味わうことができたりしますし、全世界にファンの多いビートルズの楽しみ方の一つとも言えます。
ザ・ビートルズはデビュー盤から順番に聴く
本当に良いものは、いつ聞いてもいいんじゃないの?
と言いたくなる気持ちはわかります。
ですが、良いものを自分が一発で理解できるとは限らないと思いますよ。
まずは今の音楽に慣れきってしまった耳を’60年代前半になじませる。
それでこそ、「おぉっ!なんだこれ!?」と今までの音楽観とは異なる刺激に喜び、本当にビートルズの魅力がバンバンに伝わると僕は思うのです。
つまり、ビートルズの曲を手軽に網羅できるという意味でベスト盤CD・コンピレーション盤は一見良さそうですが、いきなりはやめておいた方が吉です。
それではビートルズの魅力の半分も伝わらないですし、非常にモッタイナイ聴き方になります。
初期の曲から順に聴くことで、後期の曲の良さもさらにわかることになるからです。
そこで、おすすめする聴き方は発売されたアルバム順に聴く聴き方になります。
つまりファーストアルバム『Please Please Me』(プリーズ・プリーズ・ミー)から聞く。
ただし絶対に外せないポイントとして、音質が良い2009年リマスター盤CDで聴いてください。
ポールの「1、2,3,4~!!」の掛け声からスタートの「I Saw Her Standing There」で始まり、ジョンのシャウトがいかにもロックな「Twist & Shout」で締めくくられる30分。
アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』は、最初から最後までアッという間です。
タイトル曲「Please Please Me」は適度なポップさとノリがステキなセカンドシングルで、今の時代ではあまり聞かないパターンのロック。
60年代マージービートを、まずこのデビューアルバムで堪能することからスタートしてほしいのです。
ビートルズは初期の頃の曲の方がキャッチーで理解しやすいですし、いかにも’60年代って感じでグッドであります。
そうすると実際に1960年代にビートルズにハマった人たちを体感(追体験)でき、これでグッと来た人はその後のアルバムを順に聴いていけば耳と体が馴染んで、よりビートルズの成長を追体験できます。
ザ・ビートルズはデビューアルバム『Please Please Me』(リマスター盤)から順番に聴く。
ビートルズはリマスター(リミックス)アルバムから聴け!
ここでもう一つ聴き方のコツというか注意があります。
先述のとおり、必ず「2009年リマスター盤」から聴いてほしい、あるいはリミックス盤から聴く、ということです。
リマスター前の旧CDは非常に音が悪い(音圧が低く、今の音楽に慣れた耳ではそのように感じる)です。
’60年代の録音で、80年代にまだ未熟なCDだから。。。(なのでレコードは音が良かったりします。)
ですが、2009年以降にビートルズが現役時代に発表した公式アルバムすべてがリマスターあるいはリミックスされ、音質が大幅に向上しています。
このリマスターに喚起したファンも多かった。(僕もその一人。)
非常に丁寧にリマスター(あるいはリミックス)されていてノイズもかなり少なくなったので、音圧含めようやくビートルズの音源が今の耳にも聞きやすくなりました。
音質の差は相当なので、もしリマスター前のCDを聴くと、曲の良しあしより
「なんだビートルズ、音悪いな」
で終わってしまう人もいるかもしれません。
それではもったいないので、ビートルズは必ずリマスター盤(リミックス盤があればそちら)を聴くようにしましょう。
ファーストアルバムの「Please Please Me」がメチャクチャ気に入った!という人や、もう「どうせ全部聞くんだ!」って方は、ビートルズのリマスターアルバムと限定DVDがセットになったBOXを買ってしまってOK。
そして、初心者はビートルズは音の良いステレオ盤で聴くのがいいです。
ザ・ビートルズ・モノ・ボックスは上級者向け
ということもあって白いBOX『ザ・ビートルズ・モノ・ボックス』なんてものもありますが、ややマニアックな内容になりまして、コアなファン向けです。
モノラル音源はミックスが異なるなど、マニアには楽しめるのですが、最初は手を出さず、ビートルズがかなり好きになったときに検討したいアイテムになります。
ビートルズの音源はモノラルとステレオでミックス違いや編集違いがかなりたくさんあって、コアなファンなら両方聞いて「この曲はモノラルの方が迫力があっていい」とか「〇秒ステレオの方がフェードアウトが遅い」とか「モノラルに入っているこの音はステレオだと聞こえない」とか「ステレオだとこの曲はボーカルがダブルトラックになっていない」などマニアックな話題にも事欠きません。
通称『ホワイトアルバム』や『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』なんかはモノラルとステレオで曲の雰囲気までかなり違いますね。
そういったところもビートルズのファンにはたまらない魅力となっているのです。
ビートルズ初心者は聴きやすい「ステレオ」から聴くこと。
ザ・ビートルズのリミックス盤があるならそちらを聴く
次に聴くのはセカンドアルバム『With the Beatles』(ウィズ・ザ・ビートルズ)、次が『A Hard Day’s Night』(ア・ハードデイズ・ナイト)、そして『Beatles for Sale』(ビートルズ・フォー・セール)、『Help!』(ヘルプ!)、『Rubber Soul』(ラバー・ソウル)の順になります。
いずれも2009年にリマスターされていますが、まだアルバムとしてはリミックスはされていません。
どれも聞き逃せないアルバムでして「全部聴いてください」としか言えません。チャート1位の曲含め、全曲がそれぞれに魅力があるからです。
そして次の『Revolver』(リボルバー)からはリマスターではなく最新リミックス盤が登場しています。
ビートルズをアルバム順に聴いていく過程で好きになった方は、ぜひ音質が良い最新のリミックスされたアルバムを聴いてみてください。
なお「オリジナル至上主義」の人がいらっしゃって、「オリジナルこそがビートルズが求めていた本当の音だ」と主張されますが、正直リミックスで音が断然パワーアップして現代の耳にも合うようになっています。
また、リミックスと言っても何か音を足したということよりも、トラック毎にノイズリダクションして音質を磨いて・・・とマニアックな話はともかくとして、ビートルズの場合、リミックス盤は「高音質盤」と考えてもらえばいいので!
リミックス盤=高音質盤
’60年代に活躍したザ・ビートルズのリミックスアルバムが今でも発売され続けて、かつ売れに売れています。
これだけでもすごい事実ですよね?
いかにビートルズが世界中から愛されるモンスターバンドなのかがわかりますね。
Revolver(リボルバー)
『Revolver』は2022年最新リミックスされたアルバムで音質が正統進化しています。
ジョージ・ハリスンの名曲「Taxman」から始まり、至極のバラード「Here,There&Everywhere」、最後はインドの山奥から叫んでいるようなジョンの「Tomorrow Never Knows」でぶっ飛びます!
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は50周年を記念してリミックスされたアルバム第一弾。
ここから怒涛のビートルズリミックスラッシュが始まったんです。
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は「ロックの歴史を変えた」とされる歴史的名盤。
ビートルズが変名バンドになって演奏しているというコンセプトアルバムで、サイケ調でありながらも芸術性の高い曲も多いです。
特に最後を飾る「A Day In The Life」は、数あるビートルズナンバーの中でも人気の高い曲となっています。
最後、どんどん楽器が重なっていき・・・ジャーン!!!となる箇所は衝撃を受けた人も多かったでしょう。
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は8作目のアルバムになります。
Magical Mystery Tour(マジカル・ミステリー・ツアー)
『Magical Mystery Tour』(マジカル・ミステリー・ツアー)は、ビートルズが発表したTV映画のサウンドトラック的存在のアルバムです。
「Hello,Good-bye」「Strawberry Fields Forever」「Penny Lane」「All You Need Is Love」といった名曲が多く収録されています。
残念ながらアルバムとしてはリミックスされていませんが、それぞれの曲がバラバラに前後のアルバムのボーナストラックやボーナスCDに収録されたり、後のリミックスベスト盤に収録されたりして、現状ではほぼ全曲がリミックスされています。
とりあえずは2009年リマスター盤で良いと思います。
The Beatles ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
2018年に50周年を記念してリミックスされたのが、通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれるアルバム『ザ・ビートルズ』です。
曲のほとんどはビートルズがインドに瞑想旅行に行っていた時期に書かれています。
元々『ホワイト・アルバム』はややモヤがかかっていたような音質だったこともあり、リミックスでかなり音質の向上が凄まじい!
ジャイルズは「音質を良くしすぎないよう配慮した。」と語っていましたが、とんでもない!
音質アップ度合はこの『ホワイト・アルバム』が一番では?
’60年代に録音された音源とは思えない高音質でビートルズが堪能できます。
この時期はメンバーの仲があまり良くなく、単独で収録される曲があったり、という時期ではありますが・・・
ポールがドラムを叩いたビーチボーイズ風コーラスのロック「Back In The U.S.S.R.」や小学校の教科書にも出てくる「Ob-La-Di,Ob-La-Da」、エリック・クラプトンが鳴きのギターを聞かせる「While My Guitar Gently Weeps」、ヘヴィメタの元祖とされる「Helter Skelter」、アルバムを締めくくる美しいリンゴがヴォーカルの「Good Night」などの名曲や、NO.9ばかり連呼する「Revolution 9」といった難解な曲も含め、ファンには熱狂的な人が多いアルバムと言えます。
ジョージ宅で録音された通称「イーシャーデモ」が付属する「3CDデラックス・エディション」がオススメです。
Yellow Submarine Songtrack(イエロー・サブマリン~ソングトラック)
公式アルバム『Yellow Submarine』(イエロー・サブマリン)は、アニメ映画「イエロー・サブマリン」のサウンドトラックという一面があって、A面6曲こそビートルズの楽曲ですが、B面7曲はプロデューサーであるジョージ・マーティン編曲のオーケストラで構成されているのでスルーでOKです。
事実、ビートルズの活動中のスタジオ・アルバムでは唯一全英・全米ともに1位にならなかった作品が『Yellow Submarine』なのです。
それでもヴォーカル入りの曲はさすがビートルズでそれなりにレベルが高いのですが、7曲もヴォーカル無しのサントラが入っているのは退屈ですよね。
そこで1999年に映画に使われたヴォーカル入りの曲を集めたコンピレーションアルバムが作られることになりました。それが『イエロー・サブマリン~ソングトラック』です。
実はビートルズのリミックスで最も発売が古いのが『イエロー・サブマリン~ソングトラック』でして、どうせならこちらを聴くのが良いのではないでしょうか。
1999年9月13日にリリースされた『イエロー・サブマリン~ソングトラック』は、聖域であったビートルズの楽曲がリミックスされるとのことで、発売当時ファンを狂喜乱舞あるいは困惑させました。
リミックスされた時期を考えると、最新リミックス盤に比べ音質はやや劣る・・・というかややトゲトゲしい印象ですが、「Hey Bulldog」なんかは2009年リマスターより派手な感覚でマニアは入手必須です。
ABBEY ROAD (アビー・ロード)
そして実質的なラストアルバムで、ビートルズの中でも超のつく名盤中の名盤『Abbey Road』(アビー・ロード)。
超名盤『アビー・ロード』のリミックス盤も必聴です。
「Come Together」(カム・トゥギャザー)では、ジョンの聴いたことない声がミックスされているなど、隠し要素までありますが、本質はアルバムの質の高さ。
ジョージの傑作「Something」「Here Comes The Sun」は、ジョージのソングライターとしての能力開花を確信させ、「Octopus’s Garden」ではリンゴもいい味を出しています。
いわゆるB面メドレーは、スリリングな展開はもちろん、最後「The End」という【いかにも】な曲で終わると見せかけて、編集の際に残しておいた「Her Majesty」で終わるというニクい演出。
最後に「まだまだこれから!」というアルバムを作って解散するんだから、ビートルズはすごいですよね。
LET IT BE(レット・イット・ビー)
そして、発表されたアルバムとしては最後となる『Let It Be』(レット・イット・ビー)もリミックスされています。このアルバムだけはプロデューサーがジョージ・マーティンではなくフィル・スペクターになります。
発売は最後となりましたが、製作は『Abbey Road』(アビー・ロード)よりも先になります。
50周年CDはコロナ禍で?発売されず、51周年にめでたく発売となりました。
音質向上はもちろんですが、こちらは個人的には、スペシャル・エディション・スーパー・デラックスに収録の幻のアルバム『GET BACK』(ゲット・バック)も最高なので、そちらを買った方がいいと個人的には思っています。
このアルバムに関しては詳細をレビューしていますので、よろしければ以下の記事もご覧ください。
その他のリミックスおすすめ
ザ・ビートルズ1(ベスト盤)
ベスト盤CD『ザ・ビートルズ1』のリミックスも発売されているので、リマスターアルバムをすべて聴き終わったら、ミックスや音質の違いを楽しんでみるの面白いですよ。
「Paperback Writer」(ペーパーバック・ライター)なんて、もうハッキリ言って別モノですね。
ただし、口述する『赤盤』『青盤』がリミックスされてパワーアップして登場したので、今から『1』を買うなら映像も綺麗にリマスターされたブルーレイ付きのものがオススメとなります。
赤盤・青盤
せっかく『1』のリミックス盤が出たと思いきや、後に『赤盤』と『青盤』の2023エディションとして、リミックス最新版CDが登場しました。
『赤盤』の目玉は、いまだリミックスされていないアルバム『With the Beatles』(ウィズ・ザ・ビートルズ)、『A Hard Day’s Night』(ア・ハードデイズ・ナイト)、『Beatles for Sale』(ビートルズ・フォー・セール)、『Help!』(ヘルプ!)、『Rubber Soul』(ラバー・ソウル)からリミックスされた楽曲が初収録されていることです。
特にモノラル録音しか残されていない「Love Me Do」「She Loves You」をデミックスという手法でステレオ化して初収録されているのはファンとしては嬉しいですね。
『青盤』の目玉としては、ビートルズの最新かつ最後のシングル「Now And Then」の収録でしょう。
ジョンの残したテープから、アンソロジープロジェクトの際から製作をはじめ、生前のジョージのギター含め、最新技術を使って完成させた話題曲です。
ちなみに2023年エディションは、従来の『赤盤』『青盤』より曲数を増やしてパワーアップしていますますので、ビートルズのベスト盤CDとして決定版と言えると思います。
当然、今ビートルズのベストアルバムをオススメするなら最新リミックス収録の2023年エディションの『赤盤』『青盤』CDとなります。
LOVE(ラヴ)
そしてすべてのアルバムを聴き終えた上級者向けリミックス盤が『LOVE』(ラヴ)です。
『LOVE』(ラヴ)は、「シルク・ドゥ・ソレイユ」(ミュージカル)のサウンドトラックとして制作された異色のリミックス盤です。
ただただリミックスされているのではなく、なんとビートルズが公式に発表した213曲の中から130曲もの曲や公式には発表されなかったアウトテイクが、全26曲としてコラージュされています。
ビートルズの曲がこんな形で蘇るとは誰も想像していなかったと思います。
ビートルズの曲を新鮮な驚きとともに体験できる異色のアルバムですのでマニア向けですね。
DVDオーディオ付限定盤だと、5.1chのマルチトラックで更に驚きが増しますが、再生機を持っているのはオーディオマニアぐらいでしょうか。。。
ジョージ・マーティンプロデュースの最後の作品としても有名です。
まとめ~好きな曲が常に変わるビートルズの魔法
ビートルズは何回も聴いているはずなのに、何度聴いても飽きません!
いや・・・飽きないどころか、聴くたびに新鮮な驚きや喜びをくれます。
これはビートルズファンやマニアの間ではよく同じ話を聞きますので、僕だけの話ではないでしょう。
だから「ビートルズの最も好きな曲」は、聴くたびに変わり「コレ」という一つをあげることができません。
それに、もしCDに飽きたらレコードを探して聴くという楽しみ方もあります。
ビートルズの当時のレコードって結構音が良いんですよ。CDよりレコードの方が自然な音に近いですし、僕もビートルズの当時モノのレコードを何枚か買って聴きましたが、正直その生々しさにビックリしました!
これって、スゴくないですか?
いわゆる流行曲ばかり聴いている耳には、ビートルズを聴くことで
今まで自分が聞いていた音楽って何だったんだろう?
って音楽観がガラッと変わる人もいるぐらいです。
実は僕もそんな幸せな一人でした。
音楽ってこんなにスゴイんだ!って感動しましたね。
僕と同じような経験をされると、それがキッカケで音楽が最も輝いていたと言われる’60年代や’70年代など、今までに興味がなかった時代の音楽に興味を持つことになるかもしれません。
そうするとエバーグリーンな音楽をどんどん聴きたくなり、探したくなります。そしてあるんですよ結構。
そうすると、聴く音楽の幅が広がり、どんどんどんどん素敵な音楽に繋がっていきます。
これは本当にステキな発見で、人生の楽しみがまた一つ増えることになりますよね!
そう、ビートルズは出発点です。
邦楽ばかり聴いているなら洋楽にも興味が湧くかもしれませんし、ビートルズの音楽を知ることで、音楽への興味・造詣が深まります。
実際、日本人のミュージシャンでもビートルズの音楽に影響を受けている人は非常に多いですし、曲にビートルズの元ネタが密かに(時にはわかりやすすぎるほどに!)仕込まれていることもたくさんあるんですよね。
こういった普遍的に良いと言われている音楽で、少しでも忙しい毎日に【楽しみ・ゆとり】が持てるよう、いつまでもウキウキ・ドキドキできるエバーグリーンな音楽」を発見し、日々のストレス発散に役立てましょう。
まだビートルズに出会えていなかった?
なんて羨ましい!!
あなたの生活に「ステキな(スゴイ)音楽」という、新たな彩りと、音楽を聴くことの更なる楽しみが生まれること間違いなしです!!