いきなりですが、あなたの「日本酒」に対するイメージってどんな感じ?
アルコール臭い?すぐ酔いそう?
つまり・・・飲みにくい?
どうだろう?
僕が最初に日本酒に抱いたイメージは正にそんな感じだったんです。
同じように思ってる人も多いのではないでしょうか?
ただね・・・僕も経験済みなんですが、本当に美味しい日本酒に出会うと、この思い込みはガラッと崩れ去るんです。
「朝日鷹」ってお酒がまさにそれなんです。
「朝日鷹」が飲みたい!
というあなたは、なかなかの日本酒ツウなのではないでしょうか?
この記事では日本酒『朝日鷹』についてご紹介していきます。
めちゃくちゃうまい日本酒『朝日鷹』とは?
どんなお酒でもそうですが、本当に美味しいお酒っていうのは「嫌なアルコールっぽさ」は全くと言っていいほどありません。
ワインも焼酎も、もちろん日本酒だってそう。
いやいや…日本酒からアルコール臭さを消すことなんて無理っしょ!
僕も最初はそんな風に思ってたんですが・・・
あったんです!(僕にとって)完璧な日本酒が。。。
それが『十四代』という日本酒です。
僕が日本酒にめざめるキッカケとなったお酒で、10年以上前に飲んで以来、いまだに『十四代』を超える日本酒には出会えていません。(近いのはあるけど。)
メチャクチャ飲みやすくって、
今まで僕が【日本酒】って思ってたものって一体何だったの?
というぐらいスーっと喉に入ってきて…まるで上質な水のようでした。
初めて飲んだ時の衝撃と感動はいまだに忘れられません!!
ですが、その『十四代』の欠点と言えば、何といっても「値段がメチャクチャ高い(定価は安いけど)」ことです。
・・・一升瓶だとウン万円は下らず、庶民がおいそれと買える価格ではありません。
だ~がしかし!!(長かったですが、ここからが本題です。)
その『十四代』の高木酒造が地元のみで「お値段お安く」流通させているお酒があるのをご存じでしょうか?
それが山形県の地元流通酒の『朝日鷹』です。(ほんとは知られたくないけど。)
高木酒造「朝日鷹」は「十四代」並みの旨さ!
さて『朝日鷹』とはどんなお酒なのでしょうか?
『朝日鷹』は楽天市場とかでも買えますが、正直プレミアがついているためやや高いです。
もちろん『十四代』を考えれば安いですけどね。
ただこれ・・・めちゃくちゃウマイのであります!
もう『十四代 別誂』(じゅうよんだい べつあつらえ)(←勝手に命名)と言ったら、言い過ぎであって言い過ぎでないですよ、ほんと。
『十四代』にも色々ランクがあって、いわゆる並みのグレードが『十四代 本丸』ですが、その飲み味に非常に近いです。
ちなみに『十四代 本丸』も『朝日鷹』も本醸造酒(特別本醸造)です。
つまり純米大吟醸などと違い、醸造アルコールが添加されているレギュラー酒になります。
この醸造アルコールがマズさ(アルコール臭さ)の原因になっている日本酒は数多いですが、高木酒造のお酒の特徴として、本醸造から大吟醸まで、どれを飲んでも激的にアルコール感が少なくウマイです!
日本酒によくありがちな変なアルコール臭さがなく、飲みやす~いのです。
醸造アルコールを添加することで最終の味を整えているとしか思えません!素晴らしい技術です。
方向性としてはフルーティな「旨甘系」で、『朝日鷹』も『十四代』も違いはなく、方向性は全く同じと言っていいです。
『朝日鷹』は『十四代』とは違う銘柄ですが、同じくアルコール度数を感じさせない(←ここポイント)吞み口はさすがとしか言いようがありません。
コレ日本酒嫌いの初心者にも重要なポイントだよね?
やや『十四代』よりスッキリ目?という気がしないでもないですが、ほぼ『十四代 本丸』そのものです。
「獺祭」なんて目じゃないよ!?(「獺祭」ファンの方ごめんなさい。個人の感想です。でも「獺祭」も美味しいよね。)
「朝日鷹」の基本種類は、生貯蔵酒と低温貯蔵酒の2種類
『朝日鷹』には、「新酒 生貯蔵酒」と「低温貯蔵酒」(一応レギュラーはこちら)の2種類がありますが、出荷時期が異なります。
新酒生貯蔵ということで、火入れもされていて多少の熟成はされているものの、新酒の方がややフレッシュ感がある感じです。
ややピリッとした刺激が最初に来るぐらいで、高木酒造特有のあののど越しのまろやかさは変わりませんが、少しの刺激が入ってくるイメージですかね。
ただ、これは好みの問題でしょう。
「新酒 生貯蔵酒」であろうが「低温貯蔵酒」であろうが、味は同傾向でどっちもウマイのは間違いありません。
個人的には「低温貯蔵酒」の方が、まろやかさと喉越しが『十四代 本丸』にそっくりという感じがします。
冬季限定で『朝日鷹 生酒』(冬季限定 薫るしぼりたて)という種類もあります。
ちなみに、限定品として『朝日鷹 大吟醸』が特定の時期に販売されますが、こちらは限定酒ということもあり非常に入手困難ですし、お値段も高いです。
『朝日鷹』は、コストパフォーマンスがいいのが大きな特徴なので、十分美味しいレギュラーの方でいいと思います。
日本酒にこだわりのある居酒屋なら『朝日鷹』が稀に置いていることもあります。
朝日鷹と十四代の違いは?
気になるのは『朝日鷹』と『十四代 本丸』の味の違い。
どちらも本醸造で、精米歩合やアルコール度数などスペックも酷似しています。
ちなみに地元流通か全国流通かという違いはあれど、特にどちらのグレードが上という序列はありません。
実は昔は『朝日鷹』が地元向けに作られていたこともあり、酒質が良いとは言えなかったらしいです。
ただ『十四代』が大ヒットしてからは、蔵の評判を落とさないよう、いや…蔵の威信をかけ、現在では『十四代』に負けず劣らずの銘酒として『朝日鷹』を作っていると聞きます。
よって今では飲み口は非常に似ており、かなりの日本酒通でも『十四代 本丸』と味はほとんど同じ、と言わしめるまでになっています。
僕はブラインドで飲まされたら、違いを当てる自信はまったくと言っていいほどありません。
「朝日鷹」はどこで入手できるのか?通販は?
超絶旨い!って言っても『朝日鷹』って地元流通酒だよね・・・?
じゃあどこで手に入れるの?
ということなんですが・・・
山形県や山形の近隣県にお住まいの方以外は、楽天市場などネット通販で注文するか「ふるさと納税」で手に入れるしかありません。
本来は一升瓶で2,000円ちょいぐらいの酒ですが、プレミアがついていて安くても5,000円以上かかってしまうのがデメリットです。
それでも『十四代』を買うと思えば安いものです。
だって『十四代』は本丸ですら・・・
『朝日鷹』は、味も日本酒愛好者にとって(かなり上級者以外には)十分に満足行くレベルだと思います。
『朝日鷹』(特に低温貯蔵酒)が『十四代 本丸』に近い味ってことは保証できます。
『十四代』は、好みはあるにせよ、あらゆる日本酒の中でもトップ中のトップ級の旨さと言われており「好きな日本酒No.1」とかってハナシになると、必ず上がってくる一番人気銘柄筆頭なのです。
僕だけが個人的に「超絶旨い!」って思っているワケではないです。
幸い『朝日鷹』はまだ知る人ぞ知るレベルにとどまっている(?)ため、『十四代』より狙い目です。
日本酒愛好者の間では広まってしまっていますが、とは言っても地元流通酒ですから。
だからまだこの値段で買えると言っていいです。
これから広く知れ渡ってしまうともっとプレミアがついてしまうかもしれません。
ヤメテくれ~!ってか、ほんとに勘弁してほしい!!!!
十四代ももっと安くお願いシマス。
あんさん、『朝日鷹』は、今のうちに買っておくのが吉かもしれんぜ。
ってか、後悔する前に絶対買っとけ~というお酒が『朝日鷹』です。教えちゃダメですよ。
『朝日鷹』は比較的安価に(それでも少しプレミア)ネット通販で入手可能。
「朝日鷹」入手の穴場は、ふるさと納税
先述の通り「ふるさと納税」でも『朝日鷹』を入手することは可能です。
『朝日鷹』は、村山市のふるさと納税の返礼品になっています。
最近では「ふるさとチョイス」で扱っていたようだが、年によって扱うポータルサイトが異なっているのか、以前は「さとふる」で見かけました。
念のため、複数の「ふるさと納税ポータルサイト」に登録しておくことをおすすめしておきます。
ただし当然ながら人気なので、残念なことに品切れ中の場合が多いです。
やっぱ知ってる人は知ってるんだな~。。。
『朝日鷹』を「ふるさと納税」で入手したいなら、面倒を承知でかなりこまめにチェックする必要があります。
また余談ですが、「ふるさと納税」には『朝日鷹』の他にも人気の美味しい日本酒があります。
日本酒好きな方はぜひチェックしてみてください。
「醸し人九平次」「楯野川」「黒牛」「伯楽星」とか有名どころの日本酒の返礼品も結構ありますよ。
『朝日鷹』はふるさと納税で入手可能。ただし品切れのことが多い。
『朝日鷹』についてのまとめ
『朝日鷹』を見つけたら即飲み(即買い)せよ!!
さて、『朝日鷹』についてツラツラ書いてきましたが、まぁとにかく旨い!ってのが飲んでいただければわかると思います。
居酒屋に置いていれば超ラッキーです!
無ければどこかで出会って、ぜひ味わってみてほしい日本酒です。
また『十四代』が高すぎる!という方には、『朝日鷹』の存在は素敵すぎる朗報になります。
『朝日鷹』で文字通り、溜飲を下げてください。
ブラインドだと『十四代 本丸』と違いはわからないと思います。
日本酒愛好者はもちろん、どちらかと言うと日本酒嫌いの方にこそ『朝日鷹』はぜひぜひ飲んでみてほしいです。
僕が『十四代』と出会った時のように、日本酒好きになるキッカケをくれるかもしれません。(←でもハマっても知らんぞぃ)
『十四代』を飲んだことがある人は、『朝日鷹』も飲んで、味の違いも感じてみてください。
うぅ~。自分で書いていて『朝日鷹』(もちろん『十四代』でも!)飲みたくてたまらなくなってきました~。
忙しい毎日だからこそ「好きな物」だけに囲まれて、毎日にワクワクと「ゆとり」を取り戻してくださいね!
飲みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。
どうしても手に入らない場合は、同系列の美味しい日本酒でも探してみてください。