MENU

有機ELテレビ購入の際の失敗しない見極め重要ポイント

有機ELテレビ

そろそろ有機ELテレビ買いたいけど、何を基準に決めたらいいの?

と思っていませんか?

ども、人生にゆとりと幸福を創るFPゆとらです。

そうです、今テレビは液晶ではなく有機ELテレビが売れているんです。

単純に画質が良く、価格もこなれてきたからでしょう。

今買うなら有機ELテレビなんですが、購入してから「失敗した!」とはなりたくありませんよね。

各社それぞれ画質に違いを出してきていますし、価格もピンキリ。

家電マニアでもあり、実際かなり前から有機ELテレビを所有している僕が、『今「有機ELテレビ」を購入するなら、ココを押さえておけば失敗しないですよ!』というポイントをお伝えしていきます。

目次

有機ELテレビのパネル

有機ELテレビを検討する際、比較となる会社はソニー・パナソニック・東芝・シャープ・LG・フナイ・ハイセンスになると思います。

正直、他社より技術導入が遅れているフナイとハイセンスは多少安くてもやめておいた方がいいです。

よって残りの各社で何が異なり、どの点がポイントになるのか?見ていきましょう。

有機ELパネルは主に3種類

有機ELパネルを製造できるメーカーは限られています。

サムスンとLGディスプレイです。

どう違うのか説明していきます。

1.通常の有機ELディスプレイ(OLED)

実は「有機ELテレビ用パネル」は、韓国LGディスプレイが大きく先行し、しばらくの間、パネルの独占状態が続いていました。

ソニーやパナソニックといった日本国内のメーカーも、LGディスプレイのパネルを使って、独自の画像処理技術などを投入し、差別化を図っていました。

よって現在もLGディスプレイのパネルが最も一般的なパネルとなっています。

パナソニックは以前から、LGより仕入れたパネルに独自で一体型放熱プレートを付けるなどして特別仕様としています。

2.マイクロレンズアレイ有機ELディスプレイ(MLA-OLED)

そのLGディスプレイが新しく誕生させたのがMLA-OLED(マイクロレンズアレイ有機ELパネル)です。

従来の有機ELパネルでは発光した光の一部がパネル内で反射し、十分に出力されないことから、液晶に比べた場合の唯一の弱点が「輝度」、つまり明るさと言われていました。

マイクロレンズアレイは、こうした課題に対応し明るさを実現する技術で、微細なレンズが光を画面側に屈折させることで、より効率的に光を出力できるようにし、消費電力を上げることなく大幅に輝度を上げることに成功しています。

LGディスプレイの最新世代の高画質パネルはこのMLA-OLEDということになります。

採用しているのは「パナソニック」「東芝」の上級モデルです。

3.量子ドット有機ELディスプレイ(QD-OLED)

上記LGディスプレイの有機ELパネルが白色画素の力を借りて輝度を高めているのに対し、量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)は、量子ドット層を追加することで追加のカラーフィルターが不要で発色が良く、素の輝度も高いため高画質とされています。

サムスンが満を持して画質の良い有機ELパネルとして送り出してきました。

ややじゃじゃ馬的な所もあるパネルのようですが、カラーフィルター処理不要とされている分だけ輝度の点で有利で、自然な発色が期待されるパネルでもあります。

採用しているのは「ソニー」「シャープ」の上級モデルです。

有機ELテレビ各社の映像処理技術

使用する有機ELパネルが同じでも、出力される映像は異なります。

これが各社の強み、弱みとなる「映像処理技術」の違いです。

例えば、動きの早いシーンに対応できるか?

明るさ・暗さのグラデーションをうまく表現できるか?

アニメの線のギザギザ感をうまく消せるか?

自然な色合いが出せるか?

映画製作者の意図通りの画質が表現できるか?などです。

またAIを用いた画像や映像学習で、自然な映像処理ができるかもポイントです。

パナソニックは全方面で強く、ソニーはカッチリしたシャープな映像処理が得意です。

地デジの色合いは東芝が得意とされています。

そしてシャープが今、パネルの力もあって有機ELテレビの性能の引出しにうまくなってきていると評判が上がりつつあります。

LGはパネルメーカーの意地もあり、バランスの取れた画質と、価格面で他社より抜きんでて安いことが多いです。

その他スピーカーやゲーム対応、ネット便利機能など

その他、スピーカー構成に力を入れているメーカーもありますし、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオなどのネット動画にうまく対応しているか?

ゲーミング性能(遅延がないか?144Hz入力・表示、VRRなど最新フォーマットに対応しているか?)、画面を動かせるスイーベル機能があるか?などです。

いずれのメーカーも一長一短ありますが、このあたりは特にこだわりがなければ、大きなポイントにはならないでしょう。

まとめ

以上のような点が有機ELテレビを購入する際のポイントになります。

大きくは「画質」を優先するのか、「価格」を優先するのか?

もしくは「バランス」を取るのか?ということになりますね。

おすすめの有機ELテレビも知りたいなぁという方は別記事で書いていますので、そちらも見てみてください。

大きさは「55型」「65型」を中心として、上は「77型」下は「42型」までありますが、各社「55型」「65型」に力を入れており、最も売れているのは「55型」です。

有機ELテレビはパネル自体がそもそも優秀なので、どれを買ってもある程度は満足できるレベルだとは思いますが、どうせ購入するなら、思いっきり後悔しないモデルを選択したいですよね。

毎日、何かしらテレビをつけている時間はあると思いますし、何年も買い替えないのがテレビですから、少しでも自分好みの有機ELテレビを見つけてくださいね。

この記事が面白いなと思ったらシェア頂けると嬉しいです!
  • URLをコピーしました!
目次