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SHANLING M0Pro~DAPバランス接続の高音質入門編!【驚愕コスパ最強】

shanling M0pro

外出中に音楽聴くならスマホで十分じゃないの?

スマホより高音質で音楽が聴ける手頃な価格のプレーヤーなんてないよな?

と思っちゃいませんか?

僕は以前そう思っていたんですが、明らかにそれは間違っていたらしい。。。

そのキッカケになったのが、今日紹介するShanling(シャンリン)の『M0Pro』という、ちっこいDAP(デジタルオーディオプレーヤー)です。

この『M0Pro』の音質が期待を遥かに上回っていました!

ソニーウォークマン『NW-A306』の音質が期待外れだったこともあって、しょせん高級DAP以外はスマホの延長線上にしかないと思い込んでいたのですが。。。

『M0Pro』の音質は『NW-A306』を完全に凌ぐ!しかも「わずかの差」ではないです。

この『M0Pro』のおかげで、僕の人生に幸せが増えたと言っても過言ではありませんね。

ということで、超コンパクトサイズながら高性能・高音質=コスパ最強!で「人生にゆとりと幸福をもたらす」『SHANLING M0Pro』本音レビューをお届けいたします。

僕はAV歴も長く、そこそこ音質にうるさい方だと思いますが、この『M0Pro』でスマホとの音質の差がわからなければ、もう音楽聴くのはスマホでいいと断言できます。

目次

Shanling M0Pro レビュー:ポケットに入る高性能プレーヤー

結論から言います!

『Shanling M0Pro』は、小さくて安いけど、肝心の音質には妥協が無いです!

また機能的にも「DAPだからこそ」という部分が多々あって所有満足度が非常に高いです。

DAPとしては最小クラスのサイズ、超軽量タイプ

値段も2万を切っていて、俗に言うエントリークラスに位置するDAPがシャンリン『M0Pro』なワケですが。。。

エントリークラスなら音質はそれなりだろうな・・・と思いますよね?

僕もはじめは、外出のお供『ipod nano』の代わりになれば良かった十分なハズでした。

ところが!

『M0Pro』から出てきた音が想像を遥かに超えて素晴らしかったんです!!

細かい音まで破綻なく聞かせる高音域!

艶のある澄んだ中音域!!

そして地力があって深い所からドシンと弾み、キレもある低音域!!!

それらが相まって、非常に立体感に富み、臨場感のある音を聴かせてくれまして。

で、この価格!?ウソだろ…

ウォークマン『NW-A306』でDAPの音は「大したことない」と、決め込んでいた僕の思い込みはあっさり覆りました。

ゆとら

そう感じたのは僕だけじゃないようで・・・『M0Pro』は『VGP2023夏』(オーディオ雑誌ビジュアルグランプリ)金賞受賞しました。

というわけで、音質含め『M0Pro』のいったい何がいいのか?

ソニーのウォークマン『NW-A306/307』との比較なども含めながらお伝えします。

Shanling M0Proは、音質に妥協なし!

Shanling M0 Proは、小さいボディにありがちな音質に妥協が無い!

というのは先述しましたが、もちろんこれが最重要ポイントになります。

バランス接続は特に素晴らしい音質です。

コンパクトだから

エントリーモデルだから

値段が安いから

というエクスキューズが付くと、一般的には音質に最もしわ寄せがきます。

価格、スペースなどの関係で、使うパーツに高級なものが選択できないからです。

しかしながら『M0Pro』は、エントリーモデル、コンパクトという制約関係なしに、純粋に「いい音」を追及した結果が音質に見事に反映されていると感じます。

例えるなら

一見ショボそうなコンパクトカーが、走り出すとスポーツカー顔負け・・・。

という感じ。(具体的にはスイフトスポーツとか昔のシビックタイプRみたいな?)

これは特に「バランス接続で」顕著です。

なので、アンバランス接続で『M0Pro』を「あれ?」と諦めてしまったら勿体ないです!

高出力のバランス接続で定位バツグンの音を聴いてください。

M0ProはESS「ES9219C」DACをデュアル搭載

DACには、音質に定評のあるESS社「ES9219C」デュアル搭載

「ES9219C」はフラッグシップDACではないですが、中堅機でよく使われる高性能DACで、もちろん音質にも定評があります。

それを1つではなく2つ積むことによって性能をさらに引き出しています。

DACをデュアル作動させることで、ダイナミックレンジやS/N比が上がり、より上質な音質を引き出しすのに成功しています。

ゆとら

ちなみに先代『M0』の後継機がこの『M0Pro』。だてにプロは名乗ってません!という音質です。

Shanling(シャンリン)は、このDACの使いこなしには慣れているようで、他モデルで練った音質をこのコンパクトなモデル『M0Pro』に投入してきた、というわけです。

  • Shanling(シャンリン)は、DACが旭化成でもESSでもシーラスロジックでも、ちゃんと「らしい音作り(キレがありつつも温かみがある)」がなされている、と評判です。

これはオーディオ業界でよくあるパターンで、「上級機やハイエンド機種で得た技術や工夫を、中級機やエントリー機種に落とし込む」というヤツですね。

コストをかけられる最上級機種にはもちろん叶わないまでも、上級機に音質が接近し、コスパとしては非常に良い具合に仕上がってます。

個人的には戦略として非常に正しい方向だと思いますね。

「一番普及しやすいエントリーモデルが素晴らしいと、それより上級のモデルはさらに良いと想像してもらえる」というのもありますよね。

ゆとら

実際、僕はさらに上の機種だとどんな音がするのだろう?と気になって仕方ないです!

M0Proはシャンリンでは珍しい「プロ」が付くDAP

前モデルが『M0』だから、M0XでもM0SでもM0Plusでも良かったハズ。ですが、ついた名前は『Pro』(プロ)。

なので、その時点で『M0Pro』の出来には自信がある、というのが窺えます。

Shanling(シャンリン)は、モデル末尾に「S」「X」「Plus」「Ultra」ってのをつけて高性能を謳ってますが、「Pro」は滅多にないんです。

事実『M0Pro』はコンパクトプレーヤーと思って舐めていたら、マジ本格的な音質が出てビビります。

ソニーの言う「沼音」という言葉は、せめて『M0Pro』レベルで言ってほしい、と感じました。

『M0Pro』買った人が、次モデルや上級モデルの購入に繋がりやすいことは間違いないでしょう。

字面だけのマーケティングとは大きく異なり、非常に本質をついたマーケティング戦略です。

残念ながら今の日本で、この音をこの低価格ではムリかもしれません。(採算が合わない。)

それだけ中国はデジタルオーディオの世界での技術発展・生産効率と全世界的なマーケティングが功を奏しているとも言えます。

デジタルオーディオの純粋な音質という意味で言えば、同価格帯では、コスト以上の実力を備えた中国勢に国内オーディオメーカーは完全敗北と言っても過言ではありません。

実際、ソニー以外の日本メーカーはDAP市場から撤退しています。

AVアンプとかは一日の長があり素晴らしいんですけどね。

Shanlingは1988年に設立された中国の老舗オーディオメーカー。日本では高コスパで知られるが、業界内では一流で知られるメーカーです。

『M0Pro』のエントリーモデル、コンパクトモデルという概念を超越した素晴らしい音に素直に感動!コスパ最強すぎる!!

Shanling M0Pro使い方~語学学習やオーディオブックにも最適!

シャンリンのエンジニアは、小さなボディに妥協なしで最先端の技術を詰め込んだと思います。

むしろ音楽専用機として、余計な機能を省き、音質にのみ特化したのではないか、とすら思える出来なんですよね。

  • 重さはわずか36.8g。
  • 43.8×45×13.8mmと手のひらサイズ。
  • 1.54インチのLCDタッチスクリーン採用。

ボディが小さいので画面サイズは小さいものの、視認性は必要十分。

もうちょっと大きいほうが操作しやすいですが、この辺りはポータビリティとのトレードオフになります。

上記だけ聞けば、音質的には舐めてかかってしまいそうなスペックです。

しかし!

ES9219C DACデュアル使いで音質良好。

独自OSなので動きサクサク。

USB-Cポートでの双方向の接続可、更にプレーヤーとしての機能もしっかり忘れていません。

スピードコントロール機能で再生速度『1倍速 / 1.25倍速 / 1.5倍速 / 2倍速』から選択でき、またA-Bリピート機能=楽曲内の(A~B間)を設定することで、曲中の好きなパートやフレーズをリピート再生できます。

これは語学学習やオーディオブックに最適なので、ポケットに入れて料理中に聴くとか、通勤途中での学習にピッタリです。

と、音質以外でも小さいボディならではの妥協感がなく、ビルドクオリティも高いです。

自宅にあるCDアーカイヴの音源を持ち出して再生するDAPとしてはもちろん、その大きさからDACとしてスマホからサブスクのハイレゾ音源等も高音質再生してくれます。

とにかく持ち運びしやすい超コンパクトサイズなので、常に一緒に持ち歩きたくなるんですよね!

M0Proはハイレゾも楽しめる

Shanling『M0Pro』は、高解像度なハイレゾ音源もバッチリ再生します。

最大384kHz / 32bitのPCMフォーマット、DSDフォーマットのDSD128(5.6MHz)もサポートしてるので、ハイレゾ音源の細かな音やニュアンスまで楽しめます。MQAは最大8倍展開ですね。

ただ『M0Pro』の本質はハイレゾ音源の再生ではありません。

どんな音源でも、質の高い音を聴かせてくれるのが『M0Pro』の素晴らしいところです。

優秀なDAPは、itunes等で圧縮したAACファイルと、音質劣化なし(flacファイル等)の違いも明確に描ききれる実力があります。

もちろんShanling『M0Pro』も、そのあたりもバッチリです。

ゆとら

一昔前まではこの値段で本格的な音質なんて想像できませんでした!

圧縮音源・無圧縮音源・ハイレゾ音源の違いをハッキリ描き分けるのが『M0Pro』の優秀な所以です。

私は聴き分ける耳なんて持ってないよ~

なんて方でも、ちょっと聴いただけでは音質の違いがわからないかもしれません。

でも、いつも聴いているお気に入り曲含め、何曲か通しで聴いていると

あれ?いつもよりアコースティックギターの粒立ちのいい細かい音が出てるな?

とか

いつもよりドラムの音に立体感・奥行きがあるな。

という気付きを得られるハズです。

曲の雰囲気が変わる、という言い方がニュアンス的に近いでしょうか。

逆の言い方するなら、AAC・MP3といった圧縮音源は、「どこか平面的で臨場感・立体感に欠ける」というのに、だんだん気付いちゃうのです。

ゆとら

ソニーのウォークマン『NW-A306』はハイレゾ音源は良い音でしたが、それ以外がね・・・。

ハイレゾ音源の音質がいいのは、ある意味当たり前。音源スペックが高いので。

今どき、ハイレゾ音源は「より高音質に」再生してくれなきゃハイレゾ対応とは言えないと思います。

こういった体験をしたことがないなら、ぜひ一度『M0Pro』(バランス接続)を試してみてほしいですね。

『M0Pro』でも違いがわからなければ、もう素直にスマホでいいのではないかと。。。

M0proは操作かんたん、カスタマイズも可能

極小サイズな『M0Pro』ですが、タッチスクリーンで直感的に操作できるのに加え、自分好みにカスタマイズもできます。

本体横に物理ボタンがあり、2回もしくは3回押す動作で「停止」や「早送り」などのコマンドを割り当てることができます。

実用上、この「物理ボタン」がとっても便利です。

DAP物理ボタン
ゆとら

僕は2回で「早送り」、3回で「停止」に設定してます。

このカスタマイズのおかげで、DAPの画面を見ず停止・早送りできます。

ポケットに入れたまま、あるいは寝たまま操作できるのは、物理ボタンがあるからこそです。

またそのボタンを回すことで音量を調節できます。(音量上限設定ができ、勝手に音量が上がったりしないようにも工夫されています。)

気楽に使えるのはもちろん、ゲイン設定や、やりたければ音質をイコライザで自分の好みに合わせて設定可能。

このように『M0Pro』は、小さくてもデキル奴なんです。

もちろん、もうちょっと画面が大きければいいのに・・・と思う場面がないことはないですが、逆にだからこそ持ち運びやすいとも言えるわけで。

これはデメリットでもメリットでもあり、仕方ない!と割り切っています。

M0Proは長持ちバッテリー、急速充電で安心

小さいので気軽に外に持ち運びたくなるし、スマホとの2台運用でも全く邪魔にならないのが『M0Pro』の大きな利点でもあります。

さらにUSB-DAC機能があるので、スマホで聴くYoutubeやAmazon Music等のストリーミング音質まで高音質で楽しめます。

つまり『M0Pro』は、スティック型DAC(ドングルDAC)みたいな使い方ができるということです。

サイズ的にもドングルと大差ないので、僕はスタンドアローンでも使える『M0Pro』をオススメします。

となるとバッテリーの持ちが気になるところですよね。

その点、『M0Pro』はバッテリーも通常使用で約14時間と長持ちなので、外出先で楽しむにも十分じゃないでしょうか。

急速充電機能があるので、急いでるときでも素早く充電可能です。

機体が大きい(=バッテリー容量が大きい)ウォークマンに連続再生時間は負けるけど、必要十分だと思います。

『M0Pro』はワイヤレスも高音質だが、高音質な有線で使うべし

『M0Pro』はBluetooth5.0・USB接続(USB-C)をサポートしており、音楽ファイルの転送や外部デバイスとのつながりも非常に親和性が高いです。

ソニーMusic Center for PCとかアップルitunesみたいな専用ソフトを必要とせず、ファイル管理や整理も楽勝です。ファイルはそのまま転送するだけでいいので。

転送もソニーに比べると格段にスムーズ!(比較にすらならないレベルです。)

で、ここからがポイント。

ワイヤレスイヤホンはもちろん対応していますが、『M0Pro』はできれば有線接続で、かつバランス接続で妥協のない音質を聴いてほしいからです。

バランス接続が真の『M0Pro』の実力を引き出してくれるキモなんです。

『M0Pro』専用のバランス接続用ケーブルを挿すだけで「バランス接続」対応となります。

そんなに高級なイヤホンでなくても構わないです。(が、バランス接続対応のイヤホンを用意してください。)

お持ちじゃないなら、試してほしいのが『CCA CRA』というイヤホン。僕は3,000円ぐらいで購入したと思います。

『CRA』はいわゆる中華イヤホンですが、艶のある伸びやかな高域と締まりのある重い低域を両立した1DDモデルです。(1DD=一つのダイナミックドライバー)

  • 上記表示より安く購入できることが多いので、amazonで探してみてください!

使い始めはややメタリックな響きですが、少々のエージングである程度落ち着きます。

このイヤホンを初めて使ったとき、艶やかな音質に値段を二度見しました。中華イヤホン侮れませんね。

ゆとら

イヤホンの世界でも中国の勢いはスゴイ。

『CRA+』というモデルもありますが、そちらはより優等生的なサウンドなので、独特の透明感と対照的な低域の両立が魅力の『CRA』をオススメします。

独特ドンシャリサウンドでファンが多い『KZ』の別ブランドが『CCA』。音質マニアには『CCA』の方が『KZ』より評価が高いです。

『CCA CRA』付属ケーブルのままだと3.5mmアンバランス接続になるので、4.4mmバランス接続対応(2ピン)のケーブルにリケーブルしてください。

僕が使っているのは『JSHiFi-Vampire』です。安価でも効果もしっかり体感できる銀箔糸と銅混合のバランスケーブルです。絡まりやすいのが難点ですが。

ただ『JSHiFi-Vampire』はケーブル太さもほど良く、音質はクセがなくクリーンですし、価格も安いのでオススメできます。

イヤホンとケーブル合わせても5,000円でお釣りがくるほどですが、体感できる音はそれ以上の価値がありますよ。

もちろんそれなりのイヤホンを用意すると、『M0Pro』の能力をいかんなく発揮してくれますので、もう少しお金が出せるならqdc『SUPERIOR』がオススメです。これも1DDの傑作で僕も愛用しています。

qdc『SUPERIOR』は、何十万もする高級イヤホン市場を席捲するqdcが日本の企業とコラボして放つ、妥協なしのエントリーモデルで、非常にレベルが高いです。

qdc『SUPERIOR』は、「音質が良い」最強のエントリーモデルとして認知されていますが、初心者から中級者まで買って間違いないイヤホンと言えます。

「絶対持っとけ!この一本」なら、qdc『SUPERIOR』をおススメします。

ユーザーの声から分かるShanling M0Proの魅力

さて「アンタの口コミだけじゃ信用できないよ」って方のために、他ユーザーの感想も見ておいてはどうでしょうか。

Shanling M0Proを試したユーザーたちのレビューを見てみると、コンパクトなサイズからは想像もしていなかった「想像以上の高品質な音楽が楽しめる」という声が多いです。

https://twitter.com/sayabird9/status/1763439553183183325
https://twitter.com/nine_khux/status/1760299495492091990

ポケットに入るサイズですが『M0Pro』の音質クオリティは高く、先述のとおりソニーのウォークマンAシリーズをハッキリ凌ぐレベルの高音質です。

音の好みはあるかもしれませんが、上で紹介したイヤホンと合わせて聴くだけで、おそらく多くの方は音質の良さを体感できると思いますよ。

Shanling M0Proと他のDAPとの違いをチェック

この『M0Pro』、少し先述していますが、DAPとして以外にも使いみちがあります。

USB-DAC(ドングルDACの代わり)として使えるのは先述の通りです。

本質がプレーヤーなので、DACやアンプに繋げる『デジタルトランスポーター』としても使えます。

この辺がドングルDACとの違いだったりもします。

この「使える」というのは、実際に「使える」かどうかが大事です。

と言うのも、他のDAPでもできることはできても、M0Proのように、本気でドングルDACとして使えるDAPは少ないからです。(もっと大きいDAPだとドングルとしては使えません!)

そう考えると、やはりコスパ最強!と言ってしまいたくなります。

『M0Pro』はDAP以外にもUSB-DAC、デジタルトランスポーターとして使える。

M0Proスペック

M0Proのスペックも見ておきましょう。

スペックだけで音質が決まるわけではないですが、ダイナミックレンジやS/N比が高いに越したことは無いですね。

バランス・アンバランスで出力などが大きく異なることが見て取れると思います。

デスクトップでヘッドホンアンプとして使うにはもうちょっとパワーが欲しいとか、ある程度知識がある人ならわかると思います。

イヤホンで鳴らすには十分なパワーとスペックです。鳴らしにくいものじゃなければヘッドホンでも大丈夫です。ハイレゾ対応はスペックからも見て取れますね。

特にバランス接続時のスペックはボディの大きさからは想像できない素晴らしいものがあります。

ボディ
筐体素材アルミニウム
サイズ43.8×45×13.8mm
重量36.8 g
ディスプレイ1.54インチ 240×240 タッチスクリーン
スペック
DAC チップESS ES9219C×2
オーディオフォーマットDSD(“.iso”,”.dsf”,”.dff”) / DXD / APE
FLAC / ALAC / WAV / AIFF / AIF /
MP3 / WMA / AAC / OGG / MP2
M4A / AC3 / CUE / M3U
音声対応形式最大384kHz / 32bitまでのPCM
DSD128(5.6MHz)
USB-DACモード時
音声対応形式
最大192kHz / 24bitまでのPCM
Bluetooth Ver5.0
Bluetooth対応コーデック送信:LDAC / aptX / AAC / SBC
受信:LDAC / AAC / SBC
出力系統3.5mm
4.4mm(別売アダプタ使用)
ストレージMicroSDカードスロット×1(最大2TB)
バッテリー容量650mAh
連続再生時間最大:14.5時間(シングルエンド)
最大10時間(バランス)
*再生フォーマットや動作状況により変動します
オーディオ特性
シングルエンド出力
出力レベル1.7V @32Ω(90mW)
周波数応答20Hz – 40KHz(-0.5dB)
THD+N0.0006% (A特性 @720mV)
チャンネルセパレーション72dB @32Ω
ダイナミックレンジ119dB @32Ω(A特性)
S/N比118dB @32Ω(A特性)
出力インピーダンス0.4Ω
バランス出力
出力レベル2.75V @32Ω(236mW)
周波数応答20Hz – 40KHz(-0.5dB)
THD+N0.0004% (A特性 @1V)
チャンネルセパレーション109dB @32Ω
ダイナミックレンジ121dB @32Ω(A特性)
S/N比119dB @32Ω(A特性)
出力インピーダンス0.8Ω
引用:https://musinltd.com

M0Proは、バランス接続が高音質のカギ

先ほども書きましたが、『M0Pro』は、圧倒的にバランス接続で高音質を楽しむほうがいいです。

なので、専用バランス変換アダプタは必須です。

『M0Pro』のアンバランス接続(3.5mm)は、それほど大した音質ではありません(笑)。

というか悪くはないんですが、『M0Pro』の本質ではないように思います。バランス接続することで、『M0Pro』の本領がようやく発揮されます。

なので、『M0Pro』を普通の手持ちのイヤホンやワイヤレスイヤホンで聴いて

思ったほど大した音ではないな~

と思っていたら、それはもったいない!違いますよ。

バランス接続で『M0Pro』の良さが出るんです。

バランス接続ならではの「分離感の良さ」「出力の高さ」が相まって、見事に音が激変します。

なので、ウォークマン「NW-A306/307」のようにアンバランス接続しかできないDAPでしか聞いたことがないなら、バランス接続でグッと音質に厚みが出るのを体感してほしいですね。

低域はドシンと腹から鳴るようになるし、高域は煌びやかに、音場もフワっと広がり、音楽がグーンと楽しく聴こえるようになります。

こういうと

重低音はキライなんだよね。

って人が必ず出てきますが、重低音とはまた異なる質感です。

確かに量感もありますが、イコライザーで無理やりあげたような低音じゃなく、「出るべき音がちゃんと出てる」という、土台がしっかりしている質感の高い低音なんですよね。

これを体感してこそ『M0Pro』です。

M0Pro購入する前にチェックしておきたいポイント

最後に、『M0Pro』を手に入れる前に注意したいことをサラッと。

『M0Pro』は、単体ではストリーミング音源には対応していません。

よって、ストリーミング(Apple MusicやAmazon Music Unlimited、Spotifyなど)でハイレゾ音源を楽しみたい、なんて場合は、スマホから繋げて(DACとして接続)使用することになります。

このサイズだからこそ、スマホと2台持ちでも全く問題ないわけですが。

M0Pro単体でストリーミング音源にアクセスはできないので、そのあたりが注意点になります。

それと内蔵メモリはないので、別途microSDカードを用意する必要があります。(最大2TBまで)

この辺りは少ないとはいえ内蔵メモリがあるウォークマンとは違いますね。

僕は圧縮音源より、ハイレゾ、CD同等のFlacファイルなど様々な音源を入れたいので、少し多めの512GBのmicroSDカードを挿して使っています。

多くの方は512GBで家の音楽全部持ち出せるのではないかと思います。

microSDカードに曲をそのままでも、フォルダを作ってそのままでも入れてしまえば『M0Pro』で再生可能な手軽さもグッドです。

M0Proは曲へのアクセスが速い

ウォークマンとの違いで言えば、曲のアクセスに全くタイムラグを感じません。

ソニーのウォークマン『NW-A306』だとmicroSDカードへのアクセス時、動きが心許なかったのですが。。。

『M0Pro』はそのあたりのストレスがなく、スマホの外付DACとして、あるいは自前の音源を持ち歩くDAPとしてテキパキ動く優秀なプレーヤーと言えます。

M0Proは画面スクロールが速く難しいのが難点

『M0Pro』は動きはサクサクですが、DAPの中でもサイズは極小ということもあって、画面が小さく、画面スクロールが難しいというのはデメリットと言えます。

ここらへんは慣れが必要です。

まとめ

まとめです。

Shanling『M0Pro』は、超ポータブルDAP兼DACであり、バランス接続入門にピッタリです。

ベタ褒めしちゃってますが、特にDAP初心者は買って損なし!

ちっこいのでサブ機セカンド機、外出専用機としてもオススメできます。

よくわからない中華メーカーではなく、オーディオ市場でも高く評価されているShanling(シャンリン)が作っているので、信頼性が高く、長く愛用できると思います。

そして、いずれの使い方でも以下は揃えてほしいです。

  • 専用バランスケーブル
  • バランス接続対応イヤホン

バランス接続でこそ、M0Proの高音質が堪能できます。

また他DAPでありがちな、プレーヤーとしての機能だけにとどまらず、小型USB-DACとしてや、小型デジタルトランスポーターとして、手持ちのオーディオ資産+サブスクの両方を有効活用できる機能があるのも大きな魅力です。

音楽のクオリティを大切にし、かつ持ち運びしやすいプレーヤーが理想の僕にとって、今のところ『M0Pro』以上ぴったりなプレーヤーはないかもしれません。

現状、『M1s』の後継機『M1Plus』というモデルが少々・・・いえ、かなり気にはなっていますがサイズがね。。。

ともあれ、ワクワクする音楽ライフが一層身近になった感じで毎日音楽を聴くのが快感です。

家で聴く際には、もうワンランク、プレーヤーの質を上げたくなる「音楽沼」の入口のようなDAPが、Shanling『M0pro』です!

高い値段を出して買ったウォークマンやDAPの音質に納得いかなかったら、だまされたと思って『M0pro』を試してみてください。もちろん使い方はバランス接続で。

個人的には、一度DAP選びで躓いた人にこそ、コスパ良く、高音質を楽しめるシャンリン『M0Pro』バランス接続を試してみることをオススメいたします。

毎日のミュージックライフを豊かなものにして、人生に心のゆとりと幸福を創りましょう!

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