ども、人生にゆとりと幸福を創るFPゆとらです。
なんとか毎月の家計をもっとゆとりあるものにしたいなぁ
とお考えなら、まずは固定費削減が有効です。
ところで、意外なところで固定費はかかっています。
例えば、家を建てたとき、あるいは引っ越してきたとき、ガス会社に何気なく設置させられたままの「ガス警報器」がないでしょうか?
もしおありなら、このガス警報器の不要なリース料金が毎月、地味に発生し続けているのはご存じでしょうか?
かくいう僕も「みなさん、付けてますよ。」と言われ、引っ越ししてきたその日から、ガス料金と一緒に「ガス警報器ぴこぴこ」(大阪ガス)のリース料金を毎月払い続けていました。
ですが、このガス警報器・・・なんと設置義務はありません。
そして自分で警報器を購入して設置したほうが、かなりの節約になるということがわかりました!
という事で、このたびガス警報器を入れ替え、固定費削減に成功したので体験談として【ガス警報器解約の方法】をお伝えしたいと思います。
この記事を見て同じように実践することで、誰でもかんたんに固定費を削減することができますよ。
設置義務があるのはガス警報器ではなく住宅用火災警報器
さて、僕も勘違いしていたのが、「ガス警報器」は法令上、設置義務はない、ということ。
消防法により設置義務が設けられているのは「住宅用火災警報器」です。
僕は疑り深いタイプなので、大阪ガス(の代理店)の人に「これ(ぴこぴこ)って設置しないといけないんですか?」みたいに尋ねた記憶があります。
「そうですね。みんな設置してますよ。」という、今思うと非常にあいまいな答えでした。
実際、ガス会社の人からは「設置しないといけないですよ。」みたいなことを言われ、ガス警報器を設置する人が多いらしいです。
「設置しておいた方がいいですよ。」ならいいのですが。
・・・これちょっとした詐欺?
僕の場合、設置機器を見ると「ガス・火災」両方対応のぴこぴこ(ガス警報器)だったので、100%嘘ではなかったわけですが・・・
仕事で営業経験がある僕としては、
ちゃんと説明して!
と思ってしまいました。
最近は「オール電化」の家もありますが、ガスコンロを設置している家の方がまだ割合としては多いと思います。
ちなみに、法律により2008年10月以降のガスコンロは、煮こぼれや風などで万一火が消えてしまっても、自動でガスを止める安全機能がついています。
ガスコンロに「Siセンサー」のマークが付いていませんか?
あったら、それですよ。
なので、そもそも滅多にガス漏れが発生することはありませんが、ゴムホースが外れていたり・ホース破れから漏れたガスを検知できないなど、100%安全ということでもないらしいです。
ということはもちろん、安全を考慮すると「ガス警報器」は設置しておくほうがいい、とうことになります。
「ガス警報器」は設置したほうがいいが、義務ではないし、ガス会社の言いなりでつける必要はない。
ガス警報器は自分で設置できる
じゃあ、やっぱりガス警報器は付けておいたほうがいいんだ。
ということになりますが、=「ガス会社からリースしたほうがいい」ということでは決してありません。
ガス警報器を自分で付ければいいのです。
ガス警報器のリース料金は、ガス会社や設置機種によって若干異なるものの、おおむね300~500円/月。
僕の場合、大阪ガスの「ぴこぴこ」(大阪の人は聞きなれた言葉かも?)で、月額352円(税込)(現在だと367円)でした。
リース期間は5年で、機種交換も5年です。
ということは、
352円×12か月×5年=21,120円
を、5年間ガス会社に支払うことになります。
一方、ガス警報器を自分で設置した場合は、5,000円ぐらいで済みます。
例えば、都市ガス用なら矢崎『YF-814』で、5,000円ぐらい。実際僕が購入したのはこれです。
LPガス用なら矢崎『YF-005N』で、3,000円弱。
少なく見積もっても15,000円は節約できます!
15,000円あれば、Amazonプライム会員費の約3年分に相当します。。。
しかもこれ、5年での金額差なので、知らずに10年・20年とリース料金を払い続けると、結構な金額になります。。。
やることは、今すぐガス会社に「解約」の連絡をして、ガス警報器を取り外してもらい、解約書類にサイン、そしてガス警報器を自分で設置する。
たったこれだけ。
これだけで安全性も損なわず節約だけできるのだから、やらない手はないですね。
なお、リース料金を払って設置しているのが、「ガス・火災」の両方を検知できる複合タイプだったとしても、同じことです。
「ガス警報器」「火災警報器」を別々で設置すれば、かなり節約になるし、なんなら一体型も販売しています。
火災警報器も自分で入れ替える
例えばガス・火災別々設置の場合、火災警報器はパナソニック『SHKN48455』。
能美防災OEM品で、楽天市場が送料込みで最安値かと思います。(僕はこれ買いました。)
2,000円ぐらいで設置可能。電池式ですが電池は10年交換不要です。
僕はコスト重視で、ガス警報器と火災警報器をそれぞれ別々に購入して設置しました。
設置といっても、大した面倒さはありません。
ガス・火災警報器(複合型)も入れ替えできる
「ガス・火災の複合型(一体型)がいい」といったでも、リース料金と比較して、約半額で設置できる。
例えば矢崎『YP-776』。
あ、これほぼ「ぴこぴこ」と同じだよね・・・とデザイン的にも直観でわかるレベル。
煙式より熱式の方が正確に検知できる(誤動作が少ない)ので、複合型ならこの機種がおすすめできます。
Amazonでは売り切れていれば、楽天市場かYahooショッピングでの購入もありです。10,000円ぐらいです。
ガス警報器リース契約の解約は複雑?かんたん?手順と方法
さぁここまでわかったのなら、今すぐガス会社に連絡して「ガス警報器」の解約手続をしよう。
解約手続の手順・方法は以下のとおり。
リース契約の解約連絡先は、警報器をリース契約した営業所(担当店)またはサービスショップとなります。
自宅のガス機器のそばにシールが貼っていれば、そこに連絡先が書いています。
ガス警報器リース契約解約についてのHP記載は、東京ガスは不親切、大阪ガスは親切です。
例えば、大阪ガスの場合、以下のQ&Aに説明と「お客様センター」へのリンクがあります。
大阪ガスHPより引用
大阪ガスはかなり親切なほうで、東京ガスはリース契約の解約についてまったく触れられていないどころか、「警報器の設置は必要かどうか知りたい」というQ&A項目への回答が、東京ガスの警報器が必要と誤認を招きかねない表記となっていて微妙ですね。。。
何度も言いますが、設置が義務付けられているのはガス会社の警報器(もちろんそれであってもいい)ではなく、火災警報器です。
さて、契約担当店に連絡を入れると、折り返しの電話を待つように言われます。
待つこと5分。
折り返しの電話があり、ガス警報器取り外しの希望日を聞かれますが、僕の場合早くても約1週間後でした。
ここで厄介なのが時間指定ができないことで、「午前中」「夕方」とザックリした指定のみ可能でした。
僕の場合「午前中9~12時」という指定でしたが、取り外しに来たのは12時前で、おかげでそれまで外出はできませんでした。
まぁ解約なので、一番後回しなんでしょうね。。。
来てくれた〇〇ガスサービスセンター(営業所)の人が取り外してくれるので、自分がすることは解約書類(僕の場合は、タブレットみたいなのだった)にサインするだけ。
「自分で警報器購入されたんですか?」という質問はあったものの、ストレスになる引き止めはまったくなし。
そりゃそうです。解約する人ってのは、ちゃんと調べてる人が多いんだからヘタな事は言えないハズです。
むしろ今までのリース料金を少しでも返金してくれ、と言いたいぐらいでした。
不勉強な自分も悪いですが。
最後は、もとあった場所に自分で購入した「ガス警報器」を設置(電源を挿し、機種をネジで固定)し、入れ替え完了です。
これだけで少なくとも15,000円ぐらいは節約でき、固定費削減にもなります。
一回連絡をし、取り外しに立ち会う(と言っても合計5分もかからない)だけなので、面倒くさがらずに一気に今すぐやってしまいましょう。
まとめ~ガス警報器は解約して節約・固定費削減しよう
かくして僕は、毎月のリース料金を払わずによくなりました。
これ毎月のことなんで、結構大きいです。
誰でも真似するだけで、毎月のリース料金が節約できお得になるので、FPとしては固定費削減のとっかかりにおすすめしたいですね。
というか、このまま何もせず無駄なリース料金を払い続けるのは勿体ないので、絶対実施したほうがいいと思います。
情報・知識は「お金」と同義であることが実体験で再確認できました。
給料も上がらない、社会保険料や税金は増える一方、なにか工夫をしないと損する時代。
情弱者はカモにされてしまうので、この記事を読んだら、まずは警報器の注文をして、ガス会社に連絡しましょう。
さっそく実践して、心のモヤモヤを一つ吹き飛ばし「ゆとり」を作ってほしいと思います。
浮いたお金でもう少し、家族のため、自分のためにお金を使ってください。
少しでもゆとりを創り、「豊か」になっていただければ幸いです。