本当は教えたくない2,000円台で買えるモテ赤ワイン5選!

ども、ワイン・日本酒愛好家のコスパにこだわるFPゆとらです。

ウイスキー、ビール、ワイン、日本酒…お酒の種類は数あれど、あなたはどんなお酒が好きだろうか?

意外と「ワインが好き」という人は周りには少なかったりしない?

と言うのも・・・

ワインっておいしいものは値段も高いんでしょ?

と思われているからではないかと。

EPAの発効で少しお安くなったとは言え、ワインはお酒のなかでも「趣味にするとお金がかかりそうなお酒」の代表的なものである。

実際ワインには値段が張るものも多く「ロマネ・コンティ」などその最たるものだ。(以下はロマネ・コンティ社のラ・ターシュというワイン)

しかし、お値段お手頃でも美味しいワインというものはあるし、それを知っているだけでスマートで知的だ。

つまりは・・・ワインを知っているとモテるのだ。(高いワインじゃなくてもね。)

今日は、そんな2,000円ぐらい出せば買えるような安いけど美味い!という「本当は教えたくない(知られたくない)モテるワイン」を5本紹介したい。(ワインの価格は日々変動するので、その辺りはご了承願いたい。)

全くワインの事は知らないけど、持ち寄りの飲み会で「このワインすごく美味しいね」と言われたい(が、お金はあまりかけたくない)、モテたいあなたには必見の記事にしたつもりだ。

目次

安くて美味しいワインは存在するのか?

ワインほど値段のバリエーションが幅広くて、選ぶのに苦労する飲み物もない。

フランス・イタリア・スペイン・ドイツといった欧州産から、アメリカ・チリ・オーストラリア・アルゼンチンなど【新世界(ニューワールド)】と呼ばれるワインまで、産地だけでもどこを選べばいいのやら。

もちろん日本のワインも。

「安くて美味いワインはチリ」なんて言われたりすることもあるけど、いやいや本場フランスにだって安くて美味いワインはある。

イタリアなんて全体的に結構安い。

もうちょっと言ってしまうと「チリワインは安いのに結構うまい」なんてのは当たり前のように知れ渡っているので、逆に自慢げに言うとシロウト感丸出しになってしまう。

こんな感じで、初心者だと美味しいワインを選ぼうとしても種類が多すぎて難しく感じてしまう。

そして本当に美味しいワインにありつこうと思うと「高級なワイン」でないとダメが気がしてしまう。

が、(これもワインの魅力のひとつなのだが)高級ワイン=美味しいとは必ずしも言えず、安くても美味しいワインは確かに存在する

例えば「シャトー・モンペラ ルージュ」はその代表格と言っていい。

「シャトー・モンペラ」は、多くのワイン愛好家を生み出した漫画「神の雫」の序盤で登場。

主人公・神咲雫が「伝説のロックバンド、クイーンのようなワイン」と表現し、日本でも大ブレイクしたフランスのワインだ。

この「シャトー・モンペラ ルージュ」の特徴は、平均樹齢30年以上の木からわずか6~8房という一流シャトー並みの低収穫量(少ないほど凝縮したブドウとなる)や優れた醸造設備で、ヴィンテージ(生産年)によっては、一流シャトーよりも高い点数をつける評論家が出るほど。

実際に「シャトー・モンペラ ルージュ」は、ドイツの有名ワイン雑誌で、2001年度にフランス格付第1級の「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラフィット・ロートシルト」よりも高得点をたたき出し、見事1位に輝いている。

フランスの格付けワイン豆知識
  • 第1級は「シャトー・ラトゥール」「シャトー・ラフィット・ロートシルト」「シャトー・オー・ブリオン」「シャトー・マルゴー」「シャトー・ムートン・ロートシルト」の5つにしか与えられておらず、『五大シャトー』と呼ばれ世界最高峰のワインと名高い。
  • 1本数十万はくだらない。
第1級から第5級まであるよ。

こんなワインでも、シャトーの方針もあってネットだと3,000円前後で買えちゃう。ギリ2,000円台。(←最近は値上がりしつつある。。。)

もちろん高級ワインほど美味しいワインである可能性は高まるし、一定の値段を出さないと味わえない世界があるのも事実なんだけどね。

ワインのウマイ・マズイを構成する様々な要素

だけど、ワインには「ぶどう品種」「ヴィンテージ(生産年)」「テロワール」「飲み頃」「保存状態」などワインを構成する様々な要素があるので、それらが自分の好みと合わなければ、例え高級なものでも「美味しい」とならない可能性があるのが面白いところ。

例えば、同じフランスのワインでも「ボルドー」「ブルゴーニュ」という産地が違うだけで、全く風味は異なる。

代表的なぶどう品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」の風味は全く違う。

だけど、そんな小難しいことはどうでもいい…よね?

「美味しくってお手頃な価格のワイン」は無いの?

初心者ほどそう思うはずだし、そういったワインに出会えないと、ワイン好きになるキッカケがつかめないかもしれない。

それでは非常に勿体ないので、2,000円ぐらいで購入できる「安いけどメチャ美味い、なので周りを喜ばせられる、知っててモテるワイン」を紹介したい。

この中でぜひ自分好みのワインを見つけていただき、ワイン愛好家の仲間入りを果たし、ワインの奥深さに酔いしれて「人生の豊かさ」を感じ取ってほしい。

ワインは決して値段だけではない!

とドヤ顔で語ってくれれば幸いである(笑)。

2,000円台で買える美味しいワイン5選

小賢しいワイン愛好者に言わせれば、同じ銘柄のワインでも「ヴィンテージ(生産年)」によって出来が違う(値段も違う)だろう、と指摘が入るだろう。

この時点でもう「やかましい」

もちろんアレコレ考えながら飲むワインも楽しいし、それ自体が酒のアテになるけど、入門編としてはうるさ過ぎるのだ。

どの生産年でも安定して出来のよいワイン造りをしている生産者は存在するし、まずはゴチャゴチャ御託を並べる前に、ワインに対して「美味しい」と感じられるかどうかが大事である。

というわけで、当たりはずれが少なく、お値段お手頃でも「おおっ!」と唸らせるワインばかりを集めてみた。

僕のおすすめメチャ旨安モテワインは以下5つだ。すべて赤ワインである。

安いからと言って、一切の妥協は感じられないものばかりだ。

  1. デュック・デ・ノーヴ(フランス)
  2. プレジディアル テュヌヴァン(フランス)
  3. シャトー・メオム(フランス)
  4. フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ(イタリア)
  5. ヘクラ(スペイン)

1.デュック・デ・ノーヴ(フランス)

400年に渡って一切の化学薬品を使用しない「自然派ワイン」を作り続けてきたシャトーがある。

そしてそのシャトーに「シャトー・ル・ピュイ」という素敵なワインがある。

ワイン愛好家を多く輩出した漫画「神の雫」のTVドラマ版で、天上のワイン「神の雫」としても登場した超絶美味ワインが「シャトー・ル・ピュイ」である。

で、今回紹介するのは、その「シャトー・ル・ピュイ」の若木で作りあげたワイン「デュック・デ・ノーヴ」だ。

「デュック・デ・ノーヴ」は、将来木が育ち「樹齢」がいけば「シャトー・ル・ピュイ」になる予定のぶどうの木で作られている。

「シャトー・ル・ピュイ」同様、化学薬品の使用なしで作られるため、区画内の土地に蓄えられた充分なミネラルを豊富に吸い上げた滋味深い味わいに仕上がる。

若木と言っても、将来の「シャトー・ル・ピュイ」であり、「デュック・デ・ノーヴ」の潜在能力は2,000円台のワインとはとても信じられないレベルだ。

ゆとら

ブラインドテストされたら絶対に値段を間違えてしまう自信がある。(何じゃそりゃ!?)

ボルドーのワインはズッシリ重たいものが多いが、このワインは重厚さのなかに繊細さも備えていて、非常に滑らかな口当たり。

アルコールのとげとげしさはあまり感じない。

正直僕が一番教えたくない激ウマモテワインで、この価格帯のワインの中で一、二を争うほど好きなワインでもある。

世間に広まって値段が吊り上がらないことをひたすら祈るばかり。

あ~教えたくなかった(笑)。

若木のため、セカンドワインという位置付けの無い今のうちに購入しておくことをおススメしたい。

2.プレジディアル テュヌヴァン(フランス)

フランスはサン・テミリオンの特級「シャトー・ヴァランドロー」を手掛けるジャン・リュック・テュヌヴァンが手掛ける安メチャ旨ワインが「プレジディアル・テュヌヴァン」。

「プレジディアル・テュヌヴァン」は、良質な1haの土地をテュヌヴァン氏が管理・生産し生み出されたボルドーワイン。

平均樹齢は「シャトー・モン・ペラ」同様30年近くとのことだが、テュヌヴァン氏が手掛けるワインとしては「バッド・ボーイ」というワインの方が有名で、こちらの方は影が薄い。

「プレジディアル・テュヌヴァン」はメルロー(というぶどう品種)主体のワインで、メルローの特徴である滑らかで渋みの少ないワインに仕上がっており、抜栓後すぐに美味しく楽しめるのが大きな特徴。

ゆとら

ただし年によって当たりはずれがある印象が個人的にはある印象。

良いワインでも、抜栓してすぐはまだ「香りが開いておらず」タンニンのトゲトゲしさが際立ち、美味しく飲めない高級ワインも多い。

そんななか、このワインは余韻はあまり長くないが、スムーズでとっつきにくさがない。

この価格帯では安心して楽しめるバリューボルドーと言える良心的なワインかと。

っつーか何といっても値段が安すぎる。

ただし、バランスの良い1本だけど余韻は少なめなので、あくまで入門編・初心者向きと言えるかもしれない。

ワインがとっつきにくいという初心者に値段と味のバランス的におすすめできる。

3.シャトー・メオム

最初飲んだときに、予想をはるかに上回る美味しさに思わずぶっ飛んだのが「シャトー・メオム」である。

なんの知識もなく、たまたま「驚安の殿堂ドン・キホーテ」で売っていたのを見かけて買って飲んだのだ。

正直「ドンキ」で買ったワインが美味しいとは想像できるだろうか。。。

だが・・・美味いはずである。。。

「シャトー・メオム」は、年間わずか25樽しか製造されない「シャトー・ル・パン」という超一流ワイン(時価40万ぐらいの高級ワイン。)で使用した熟成樽を世界で唯一譲り受け、その樽にて24ヶ月も熟成させたという、超ハイコスパワインだったのだ!

「シャトー・ル・パン」を管理するミシェル・ローラン(これまた有名人!)氏が、このシャトーのオーナーと友人であったことから実現したとのことで、商売っ気全くなしで醸造されているワインだそうな。

「シャトー・ル・パン」の名前をもっと全面的に出せば、もっともっと高値で販売できるであろうワインなのに、ありがたいことに全くその気はないようだ。

「シャトー・ル・パン」のエキスが程よく染みわたっているのだろうか、価格からは信じられないとてつもなく美味いワインに仕上がっており、一般のワインより格上の「ボルドー・シュペリュール」という呼称が与えられたしっかりした出自のワインである。

果実味と余韻のバランスが何とも絶妙で、

おぉっ!こういうのが美味しいワインっていうんだ…。

と感じさせてくれる。

ゆとら

このワインも正直あまり知られたくない。。。

おそらく知る人ぞ知るワインなのだが、僕の家の近くのドン・キホーテでは普通に売っていて、結構売り切れていることもあるので、わかる人にはわかるのだろう。(最近売ってない(泣)。)

このワインよりもっと高いワインもたくさん飲んだけど、これよりも絶対美味しいと言い切れるワインにはあまり出会わない。

「シャトー・メオム」は、それほど印象に残るワインで、僕にとって「偶然の出会い」という何となくロマンティックな感じがするワインだ。(出会いはドンキだけど…笑)

もちろん僕の単なる好みという側面はあると思うけど、高級ワイン「シャトー・ル・パン」のエキスが染み出たワインなのでマズイわけがない!

ぜひ一度試してみてほしいワインである。

4.フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ(イタリア)

僕がこの「フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ」を初めて飲んだのは、沖縄の有名一流ホテル「ザ・ブセナテラス」のレストランで、だった。

「フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ」は、ザ・ブセナテラスほどの一流ホテルがオンリストしている、という事実からしてもレベルの高さがうかがえる。

うかがえるのだが・・・なんとこのワイン、2000円どころか1000円ちょいで買えちゃう!!

ホテルについて早々だったので、あまり名前も見ずに一番安いクラスというだけで、テキトーに頼んでやってきたのがこのイタリアワイン。

ホテルということもあり、温度管理も抜群の最高の状態で飲ませてもらったのだと思うのだけど、飲んだ際にメチャ美味しかったため、思わず「これ、どこのワインですか?」と聞いてしまったほど。

そしてホテルの方が気を利かせて、ラベル名を紙に書いて渡してくれたのが、この「フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ」との出会いだった。

「旅」という特別なシチュエーションも関係していたかもしれないけど、飲んだ瞬間から最後まで一瞬トリップしたような感覚に陥った。

果実味たっぷりのイタリアらしい陽気なワインの中に、少し郷愁を感じさせる余韻。

素晴らしい・・・

一流ホテルに置いているぐらいだから結構お値段するのかな?と思ってネットで調べたら、なんと1,500円でもお釣りがくるほどのお値段。

驚愕のあまり値段を一桁見間違えたのかと思った。

フェウドアランチョというのは会社名で、イタリアのネロ・ダーヴォラという土着のぶどうを使ったこのワインは、各種の賞を取りまくっている、という事実も判明した。

その後、近場のバーなどいくつかの場所で置いてあった(なんせ安いから!)ため、何度も飲んでいるけど、いつ飲んでもハズレない。

なので「フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ」は、ワイン好きなバーのオーナーさん達には結構知られているワインだと思われる。

お値段手ごろで味もいいので、バーやレストランとしても使い勝手がいいのだろう。

値段にとらわれず、ぜひ手に取ってみてほしいワインである。

5.ヘクラ(スペイン)

「スペインのワインってこんなにレベルが高いのか…」と、思わずビックリしたワインがこのボデガス「カスターニョ・ヘクラ」である。

スペインのワインって、実はいまだによくわからないのだ。

スペインワインは値段はお手頃なものが多いので、たまに手に取ってみると「果実味もたっぷりだけど、アルコール感もたっぷり」みたいな個性的なワインがあるかと思いきや、「超スパイシー」でコショウが入っているのか?と思わせる重厚感たっぷりすぎるワインがあったり、「あれ?」という意外性を感じるフランスっぽいエレガントなワインもあったり・・・

おおまかに言うと「大雑把なワイン」というイメージのワインが多いんだけど、スペインワインって個性がたくさんありすぎて、つかみどころが無く選びにくい印象だった。

そしてこの「カスターニョ・ヘクラ」

これもたまたま「シャトー・メオム」と同じく「ドン・キホーテ」で安売りしていた際に購入した安ワインであるが、スペインらしからぬ(失礼!)上品さがあるのだ。

お値段は「フェウドアランチョ ネロ・ダーヴォラ」と同じく1,500円でお釣りがくるレベルなのだが、ロバートパーカー(これまた有名人!)が高得点をつけたことで超有名になったようだ。

日本では、先述の漫画『神の雫』で紹介され、やはり人気を博している。

★ロバートパーカーとは?★

世界で最も影響力のあるアメリカのワイン評論家。

パーカーの付けたポイント(PP…パーカーポイント)で、ワインの良しあしが世間に知れ渡る。

よくワインショップでも「パーカー絶賛!」などと表示されているね。

モナストレル(フランスではムールヴェードル)というスペインを原産地とするぶどう100%で作られており、カベルネソーヴィニヨンやピノノワール、メルローといった国際的に人気のあるぶどう品種のワインではない。

にもかかわらず、果実の香りと樽香のバランスなど、スペインの大雑把で個性的な味わいというイメージとはほど遠い「完成度の高いワイン」という印象

飲んでみてパーカー絶賛の理由がよくわかった。

使い古された言葉で申し訳ないけど、「このお値段で味わえるレベルを大きく超えている」と思う。

フルーツのような果実味がしっかりあるのに、トゲトゲしくなくまろやかな口当たりで、上品とも言える華やかな余韻。

スーッと鼻に抜ける余韻が何とも気持ちいいなぁ。

フランスオークとアメリカンオークで熟成させているので、それぞれのいいところがしっかりと(嫌味なく)出ているのだと感じた。

すべてが絶妙のバランスに仕上がっている。

お肉とも合う。

「カスターニョ・ヘクラ」がフランスのワインだったら、きっと3,000円以上するだろう。(と感じさせてくれる。)

以前はボトルに貼ってあったラベルがダサかったのだが、2016年からちょっとオシャレになったところも、モテワインとしてはポイントが高い。これからもっと人気が出るかも。

人気のブドウ品種でなくても、美味しいものは美味しいのである。

まとめ~安くて美味しいワインは存在する

う~ん、一部のワインは本気で教えたくなかった。。。

ワインは奥が深く、高級でなくても探せば安くて美味しいワインはたくさんある。

実はもっともっと紹介したい安旨ワインはあるんだけど、たくさんありすぎると逆に迷いかねない。

まずはこの5本の中からお気に入りのワインを見つけて、ワイン愛好家の仲間入りを果たしてはどうだろう?

ちょっとした飲み会に「美味しく飲みやすいワイン」として持っていけば、きっと「これおいしい~!センスいいね!」なんて・・・モテてしまったらこれまた嬉しい限りだ。

そしてそれをキッカケに、色んなワインにチャレンジしてみてほしい。

その中できっと「人生の余韻に浸れる自分好みの1本」に出会えるはず。

そんな素敵なワインにぜひめぐり逢って、人生の「豊かさ」をじんわりと感じてほしいと思う。

あなたの人生に「ゆとり」や「豊かさ」が宿るためには、こういうちょっとした出会いが欠かせない。

豊かさがますます訪れることを祈って。

くれぐれも飲みすぎ注意。

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