ども、人生にゆとりと幸福を創るFP「ゆとら」です。
もうこのブログで何度も名前が登場している日本酒「十四代」。
僕が最も好きな日本酒「十四代」にも様々なランク(種類)がありますが、「十四代 龍泉」という最上級の十四代をご存知でしょうか。
なんと四号瓶(720ml)で、市場価格45万円(2021年現在)もする、日本酒の中でもトップオブトップの超ド級の日本酒です。
正直、この価格・・・買いたくても買えません。
よって、飲みたくても飲めません。
そこらの居酒屋に置いているわけではないのです。
そんな一生のうち一度でも飲めるかという『十四代 龍泉』を、なんと(!)この度飲む機会に恵まれました。
「十四代」をこよなく愛し、さまざまな「十四代」を飲んできた僕が、おそれ多くも初体験(おそらくこれが最初で最後)の『十四代 龍泉』の味わいについてレビューしたいと思います。
飲めなくても、ちょっとは「おぉっ!これが幻の十四代 龍泉か!」と、少し飲んだ気になっていただければ幸いです。
もはや幻・・・「十四代 龍泉」とは?
「十四代」・・・日本酒好きならば、この高木酒造が造る銘酒の名前を聞いたことが無い人はいないと思います。
「十四代」は、それぐらい有名かつ「入手困難な」日本酒の代名詞です。
楽天市場やアマゾンでも販売されてはいるが、いずれも「プレミア価格」となっており、「十四代」を定価で購入することはもはや至難の業です。
まぁそれぐらい人気が高い=美味しい、というワケなんです。
そのあたりについては以下の記事を参考にしてください。
で、日本酒トップと言われる「十四代」の中でも、最高級かつ最上級、よって最高峰、つまりトップオブトップ!、生きながらにしてレジェンドな、もうほんとに「まぼろし~!」と言えるのが「十四代 龍泉」であります。
正直『十四代 龍泉』は、もはやほぼ「お目にかかる」ことすらない、と言っていいです。
『十四代 白雲去来』や『十四代 七垂二十貫』ですら、そんなに頻繁には見ないものの、ちょっと気の利く居酒屋なら、まだ見かけることはあります。
ですが『十四代 龍泉』に関しては、そもそも飲める店ってあるの?
というレベルの、存在そのものすら疑わしいほどの見かけなさ、なのです。
たぶんそれが僕が庶民であることを証明しているとも言えますが。(泣けるぜ。)
・・・なので、正直一生「お目にかかる」ことすらない、もしくは、お目にかかれても飲めることはないだろう、と思っていたのですが。。。
「十四代 龍泉」の味は?本当に美味しいのか?
さて『十四代 龍泉』だが、もちろん僕が45万円も出して購入したわけではありません。
よく行く居酒屋のマスターが仕入れてくれて(それすら奇跡と言っていた)、たまたま飲む機会に恵まれただけです。
で、その『十四代 龍泉』の味わいなんですが・・・
もう、何が何だかわかりません!(笑)
ってくらい、表現が追い付かないスムーズな味わいでした。
もはや「日本酒」とか「ワイン」とか「ウイスキー」とか「焼酎」とか・・・
そんなジャンルすら超えるほどの【奇跡の飲み物】、と表現するのは大げさでしょうか。。。
まぁなんというか・・・
一口飲めば、まず出てきた言葉やら態度は
ははっ…
という、なんとも情けない吐息みたいなものでした。
「こんなに素晴らしいお酒を飲めている!」という快感でもなければ、高揚感でもありません。
「これって日本酒なの?」
「ナンダコレハ?」
という、今までに味わったことのない次元を超えたまろやかさ、かつスムーズな味わい、余韻、喉ごしに、「こんなのを日常から飲める大金持ちがいるんだ…」的な?
自己憐憫もしくは無意識の嘲笑とも言える「ははは・・・(え?何だこれ?)」だったように思います。
・・・ハッキリ言いまして、
『十四代 龍泉』であることや、値段を考えなければ「グイグイっ」とゴクゴク飲めちゃうほど、刺激感のないジュースみたいな飲料でした。
おそらくブラインド(目隠し)で、値段や銘柄を知らされずに飲んだら
「うぉぉぉぉぉ!!超絶うまい!なんだこれは!?」
となるはずですが、人間とは不思議なもので。。。
わかってて飲んだら、アホな吐息が漏れ出るだけでした。
もうちょっと真面目に感想を言いますと、
これは「十四代」全般に言えることですが、やっぱりアルコール感がないんです。
もともとアルコール感がしない「十四代」の中にあっても、圧倒的にアルコール感がない、というレベル。
それぐらい『十四代 龍泉』には、喉や舌にひっかかりやトゲトゲしさがありませんでした。
よく「女性でも飲みやすい」という例えを使いますが、まさに『十四代 龍泉』はその最たるものと言っていいです。
居酒屋や旅館で「この地酒はどんな感じですか?」と聞くと「女性でも『飲みやすい』とよく言われますよ」との返答があったりしまして。で、その言葉を信じて飲んだ、かつての日本酒のマズかったことよ。。。
だが「十四代 龍泉」は裏切りません。
アルコール飲料、つまりお酒全般に言える「刺激」や「エグさ」「キツさ」、そしてそれらから来る「飲みにくさ」が一切ないピュアな飲み物が『十四代 龍泉』であることを確信しました。
もうおそらく二度と飲めないであろうが。(ぐすん。。。)
「十四代 龍泉」は、他の「十四代」と比べて美味しい?
まぁでも「十四代 龍泉」は45万円もする飲み物だから、そりゃウマくて当然ですよね。
マズかったら怒るよ、ってな値段です。
では『十四代 龍泉』をFP(ファイナンシャルプランナー)らしく「コストパフォーマンス」で考えると、果たしてどうなのか?
他の「十四代」と比べたときに、言っているほど「大きな差」はあるのかどうか?
結論から申し上げると・・・
コストパフォーマンス悪い
ということになります。まぁ当然と言えば当然ですが。
そもそも「十四代 龍泉」はコストパフォーマンスを考えるような人間が飲む日本酒ではありません。
最高峰だからこそプレミアがとんでもなく乗っているのであって。
で、同じく「十四代」の中でもプレミアが多くついている『十四代 白雲去来』と比べると、その味に大きな差はあるかというと・・・
僕の答えとしては
「ない」
ということになります。
違いのわからん「バカ舌」だと蔑んでくれ。
違いがないのか?と言われれば「ある」んですが、正直値段ほどの差は「ない」というのが僕の見解です。
どちらも異次元すぎて、何がどう違うかというのは、おそらく常人では表現できないと思われます。
『十四代 白雲去来』自体が、もうピュアな水みたい(←例えがヘタでゴメンなさい)な日本酒であって、もう異次元レベルなんです。
その『十四代 白雲去来』にビミョーに残っていたかもしれないエグみや雑味を『十四代 龍泉』は取り除いた感じ、なんだと思うのですが、正直・・・
同時に飲んでみないと違いなんてわかるかい!
というレベルなのが、僕を含め一般ピーポーの感覚なのではないか、と思います。
ただ、どちらも日本酒を飲みなれていない、もしくは「日本酒が嫌い」な人であっても、明らかに「わかる」ぐらい、他の日本酒とは違う美味しさなのは確かです。
『日本一精米歩合が高い日本酒』も奇跡的に飲ませてもらったことがありますが、ハッキリ言って比べ物にならないぐらい『十四代 龍泉』のほうがピュアで、日本酒らしい美味しさを兼ね備えてましたね。
十四代 龍泉の入手方法は?(定価では入手不可能)
『十四代 龍泉』を入手する方法は、あなたが有力酒屋との強力なコネクションをお持ちでない限り、ネット通販しかないと思われます。
しかも定価での入手はまず不可能です。
通常の「十四代」ですら定価での入手は困難ですので、『十四代 龍泉』はプレミア価格を絶対に覚悟しなければなりません。
十四代 龍泉の値段相場は?
『十四代 龍泉』は、だいたい30万~50万円ぐらいが相場。
その金額を出せるのであれば、ネットで購入も可能です。
買える人が限られているので、売っているのは売っています。
まとめ
さて、一生に一度の『十四代 龍泉』レビューにお付き合いありがとうございます。
実にアホな感想ですいません。
飲みたくても飲めない幻の日本酒ということで、一度でも味わえたことが有難いことです。
ですが、こういったレベルのものを飲むと、舌が肥えて他の日本酒がマズく感じないか心配になります。
もう日本酒という枠を超えた味のモノでした。
(贅沢な悩みですが、結局バカ舌の僕はそうならないと思われます。)
ちなみに『十四代 龍泉』はともかく、「十四代」はどれも激烈ウマイ日本酒なのは間違いありません。
なので、もしまだ飲んだことがなく、どこかで見かけることがあったら、絶対に飲んでみてほしいと思います。
そしてその頂点が『十四代 龍泉』だとイメージしていただければと思いますが、はっきり申し上げて『十四代』で我々庶民は十分であります。
『十四代』が手に入ったら、忙しい毎日にゆとりと豊かさを感じながら味わってみてほしいと思います。
『十四代 龍泉』飲めなくても、他にも美味しいお酒はたくさんありますので!
僕のおすすめは『十四代 中取り純米』です。
「十四代」特有のお米の旨さ、甘みと無濾過の複雑味、そして少しの爽やかな酸味が同居しています。
思わず昇天してしまう絶品の旨さなので!
では今日も肝臓にも生活にも「ゆとり」をもって、豊かで楽しい日本酒ライフを!
くれぐれも飲みすぎに注意してくださいね。