FP2級(AFP)って取ったら何か意味があるんですか?
取っても意味がないなら、別の資格も考えたいですよね。
ですけど、金融の仕事をしていると、
FPの資格持っていてすごいですね!
とか言われますが、FP2級とかAFPって実は誰でも結構かんたんに取れます。
ただ、FPの資格を取っても
- 果たして意味があるのか?
- 生活上、役に立つのか?
- 仕事につながるのか?
などなど、コスパやタイパも考えちゃいますよね?
果たしてFP2級技能士(AFP)は取得する意味はあるのか?
そこで実際FPを持っている僕がメリットやデメリットをお伝えします。
結論から言うと、自分のためにFP2級ぐらいは取得しておいたらいいですよ、ということ。
FPは人気資格の一つ!
そもそも「FP(ファイナンシャル・プランナー)」って何なんでしょう?
簡潔に申し上げると「お金の専門家」です。なんかカッコイイ響きですね(笑)。
お金に関する知識を活かして、自分や相談相手のライフプランや資産運用に関するアドバイスができる専門家というわけです。
あなたは「お金」が好きですか?
好きでも嫌いでも生活に「お金」は密接に関わりますよね?
誰でもNISAとかふるさと納税とかiDeCoとか医療費控除などなど、聞いたことがあると思います。
全部「お金」に関わる制度ですね。
なので、その専門家になれる、というのは一定の魅力がありそうに思えます。
実はそう思う方が多いようで、ここ10年で受験者数が2倍になっている人気資格がFPなのです。
受験者数がどんどん増えている人気資格の一つがお金の専門家「FP」(ファイナンシャルプランナー)
FPを取得すると実生活上、何が良いの?
これは僕の体験談ですが、よく知らない電話番号から電話がかかってきて「FPの相談が~~無料でやっております。」みたいなの、ありますよね。
あれは、「あ、自分FPなんで。」であっさり断ることが可能です。
・・・というのはさておき、自分の家計にかかわるお金に強くなるので、税金面で節税できたり、ふるさと納税や様々な施策をうまく利用してお金を家計に残すことができるようになります。
また「保険相談」(よく無料でありますよね?)などでも、舐められなくてすみます。
それと、新聞やニュースで株価や為替、金融政策のことが流れると思いますが、こういったことを深く理解できるようになります。
お金をしっかり自分で管理して運用していきたいな。
と思ったら、FPは絶対に役に立ちます。
税金・不動産・株・為替・各種制度、自分たちが思う以上に「おかね」に関わることって多いんですよね。。。
自分が初めてFPを取ってわかったんですが、本当に世の中には知らないと損することだらけ、になっています。そういったカラクリにも気づけますし、逆に活かすことができるようになりますよ。
僕は実際、FPを取得してみて、「節約」の本当の意味や役割、「投資」のやり方や自分に向いた方法などがわかるようになったのが一番良かった点だと感じています。
興味がある人なら、人からのおすすめではなく、より自分で投資信託を選べるようになったり、売買タイミングなども考えやすくなると思います。
ただしですが、最低でもFP2級(AFP)レベルは取得しておきたいところですし、どう活かすかは自分次第ではあるんですが。
それと、FPは勉強範囲が広く浅いため、悪く言えば器用貧乏ですが、それぞれの興味のある分野があれば、そこから別の資格へ発展させやすい、というのがあります。
不動産が好きなら宅建(宅地建物取引士)、投資系なら「証券外務員」、税金なら「税理士」、社会保険なら「社会保険労務士」などですね。
FP3級は、あくまでFP2級を取得するためのステップですね。
FP2級を取得すると「肩書」が持てると思っていいです。
FPは転職にも強い?
FP資格を持っていると、証券会社や銀行、保険会社など特に金融業界への転職、就職も有利になります。
それとよくあるのが、一定職以上(例えば店長とか支店長とか)はFP資格必須、なんてこともよくあります。
やっぱり持っておくと就職、転職には有利に働くのは間違いないですね。
ただし、FP3級はほんとの基礎の基礎なので、2級以上が求められます。
その他の分野でもFP2級以上(AFP以上)の資格があれば、それなりにできる人認定されるはずですので、金融業界でなくても就職、転職には有利に働くと思いますよ。
スキルがあれば独立してFP事務所を立ち上げたりすることも可能ですが、ここまでやろうと思うとかなり大変ですし、かなり少数派ですね。
ちなみに僕も再就職できたのはFP資格のおかげだと思っています。
まずはFP3級取得を
FPの資格には、国家資格(FP技能士1.2.3級)と、民間資格(AFP、CFP)があります。
もともと「ファイナンシャルプランナー」という呼称は民間資格の方からでしたが、後に国家資格として「FP技能士」が設けられました。
基本的には国家資格であるFP3級の資格を取得して、FP2級またはAFP、FP1級またはCFPとステップアップしていくかたちになります。
ただし条件を満たしていれば、いきなりFP2級・AFPを取得する方法もあります。
いきなりFP2級とAFPを取得する方法
どうせFP2級やAFPを取得したい!
と思っているなら、ユーキャンの通信講座であればそのままFP2級とAFPが取得できるようになっています。
理由は次のいずれかに該当していれば、2級の受検資格が与えられるとなっているからです。
(1)日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
→ユーキャンの講座の提案書課題の修了がこれに該当します
(2)3級FP技能検定の合格者(金融渉外技能審査3級を含む)
(3)FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者
値段はかかりますが、最初からFP2級・AFPが取得できるので、利用する価値はあると思います。
意外とハードルが低いFP資格、かつ発展性も
で、これが個人的な一押しポイントですが、FP2級程度ならあっさり取得できるんですよ。
有名な資格、例えば「弁護士」「司法書士」「行政書士」「社会保険労務士」「税理士」「公認会計士」などいろいろありますが、これらの資格は難易度がかなり高い!
それに対して「ファイナンシャルプランナー」は、認知度のわりに取得のハードルがめちゃくちゃ低いのです。
「宅建士」「マンション管理士」などと比べても取りやすいです。
合格率は各級とも30~50%。記念受験者もいるでしょうから、しっかり勉強すれば誰でも取れるってことです。
そして「簿記」よりも重宝されます。
誰でも絶対に「FP2級(AFP)」ぐらいまでは、余裕で取得できます。
以下の記事で独学するためのテキスト兼問題集も載せています。
勉強する期間も、もともと経済に興味のある人なら半年もかからないでしょう。
コスパの良いFP資格は?
FPは国家資格、民間資格どちらを取ればいいの?
と悩む方もいらっしゃると思います。
独立などを考えず、家計のお金のことや自分の実力を高めるだけであれば「FP2級技能士」がオススメです。
FP2級は国家資格なので、永久ライセンスで資格更新も不要だからです。AFPと同等の実力とみなされコスパ大ですね。
ただ、AFPは資格を2年ごとに更新していくために「単位」を必要とされており、その単位取得によって継続的に最新の情報を備えたFPと認められることになります。
なので、金融業界で働く人や転職したい人であればAFPは持っておきたいところです。
ちなみにCFPになると、国際的に認められた資格になりますので、かなり格が高いです。
国家資格のFP1級技能士よりももともとあった民間資格であるCFPの方が上、というのも面白いですね。
勉強の内容もかなり濃いものになりますが、実生活上でもかなり役に立つ知識が多く、チャレンジする価値はあると思いますよ。
お金の知識ってめちゃくちゃ大事!
生活には切っても切れないのが「お金」ですので、「お金の専門家」であるFPは取得する価値がある資格といえると思います。
特にビジネスマンで意欲の高い方や主婦の方には向いていると思います。
FP3級だと「広く浅くお金の知識が得られる」という感じです。
FP2級ぐらいまでは独学で十分に取得可能ですので、コツコツやってみてはどうでしょうか?
営業マンと話す際にも何かと武器になりますから、騙されることが少なくなりますし、国が実施する政策にも敏感になって、早めに動くことができるようになります。
もともと経済に興味があったためか、僕は3か月ぐらいでFP2級(AFP)取得できましたよ。
FPを取得するデメリット
FPを目指している方へデメリットをお伝えするとすれば、ある程度「勉強時間」を要する、ということと、FPは「器用貧乏」だということです。
時間を要するというのはどの資格でも同じですし、むしろFPは短い時間で取得できる方です。
もうひとつの「器用貧乏」というのは、FPは専門分野というものがなく、不動産・税金・株・債権などのお金の動きや仕組み全般を広く浅く知る資格であり、独占業務というのがありません。
つまり「宅建士がいないと重要事項説明ができない」等とは異なり、FPがいないと、という必然性は少ないということになります。
それでも正直、取得には独学で十分なので費用は大したことありませんし、お金の知識を幅広く知れ、周りにも「FP持ってます」と言えると考えると、FPはかなりコスパが高い資格だと思うので、デメリットはそれぐらいかと思います。
ただし「独立してFPとしてやっていく!」とか「FPがあるから高給取りになれる」と考えているならちょっと難しいと思います。(できなくはないし、やっている人もいらっしゃいますけどね。)
FPの知識を生かしてコツコツ会社で頑張っていく、家計のコストを下げたりしていく、人生やお金全般に強くなる、そんなイメージです。
でも、人によってはライターとしてやFPでコラムを書いたりする仕事が貰えている人もいらっしゃるので、持っておくと重宝しますし、ちょっとした箔はつきますよ。
誰でも取れる箔のつく資格、それが「FP(ファイナンシャルプランナー)」です。(2級以上ね。)
まとめ
FP資格を取得するのは、他でもなく自分のためにしてみてはいかがでしょうか?
もちろん転職や就職には有利には働けど不利にはなりません。
結果として、お金に経済に強くなって、世の中をより楽しめるようになると思います。
それに「お金のこと」を他人に丸投げって、リスクだと思いませんか?
自分や家族のお金はしっかり自分で管理して守って、そして活かしていく。
そのための資格として「FP(ファイナンシャルプランナー)」はコスパ・タイパともにオススメです。
僕のプロフィールをご覧になられた方はおわかりかと思いますが、FPを土台として、僕は不動産投資などもやっています。
人生にゆとりをつくっておくためにもFP資格取得してみてはどうでしょうか?